四国特急

その3

目次

旅三日目、最終日。
朝4時前に起床し、朝飯を食べつつもそもそと準備。

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朝6時、ホテル発。フロントに誰もおらず声をかけても出てこなかったため、チェックアウトと書置きをして勝手に出てきました。

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一部では海の近くを歩きつつ、駅へ。

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途中琴平電鉄の踏切を渡ります。JRより線路幅が広いのがよく分かります。

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やはり30分ほどかけて、高松駅に到着。

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駅に入ってるコンビニはまだ営業前でした。道中で買ってきておいてよかったです。

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今時珍しい公衆電話。それも2つもあります。

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自動改札を通り改札内へ。今のところ、JR四国で自動改札機が設置されてるたった2駅でしか出入りしてませんね。

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次のマリンは8番のりば。日中とは違う位置にいます。

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他には予讃線の観音寺行、高徳線の普通等がいます。

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今日用事があるのは高徳線なので、架線のない3番線へ。

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7:56発の琴平行に関するお知らせ看板。ところで、7:56発の列車は時刻表で見ると電車で、架線のない3番線からは発車できません。調べてみたところ、どうやら通常は高松終着の「サンライズ瀬戸」が琴平まで延長運転される際、その後続となる7:56発列車は気動車となるらしく、その際に使われる看板のようです。ちなみに続行の場合気動車となる理由ですが、これは琴平付近が簡易電化のため2本続けて電車が走ると電力不足に陥るから、っぽいです。

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1番線の切り欠き部には2番線が存在します。

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8番線に停車中のマリンライナーの線路に、追加で電車が到着。どうやら岡山発のマリンライナー1号(2両編成)のようで、それを停車中の5両編成に直接連結し、7両として高松を発車するようです。

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今度は特急「うずしお」5号の編成案内を発見。列車は5両編成で到着するものの、徳島側3両は回送列車で乗車出来るのは改札口側2両のみ、だそうです。「うずしお」は2〜3両で運転されるのが基本で、朝ラッシュ対策として一本のみ5両で運転されています。

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2本しか存在しないJR四国6000系が並んでいます。

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1番線に高徳線の普通列車が到着し、それと入れ替わるように3番線の普通列車が発車。

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続いて、徳島始発の特急「うずしお」が到着。

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車内整備終了後、乗車。こちらも先頭の一部が座席指定となっているため、先頭デッキ立ちを行います。

特急「うずしお」3号 高松→徳島

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特急「うずしお」には、南風や宇和海で使われている2000系からエンジンを強化し、最高速度を120km/hから130km/hに引き上げたN2000系が使われます。

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カラーリングもだいぶ違いますが、設備についてはそこまで違いはないようです。

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高徳線普通列車が到着。

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その後信号が青になり、出発。なお、検札は出発前に受けました。

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複線電化で右へ進む予讃線と別れ、高徳線は単線非電化で大きく左カーブします。なんか、今まで乗ってきた中で一番振り子がよく分かるような気がします。

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琴平電鉄の線路をオーバークロス。

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高松側のいくつかの駅にこまめに停車し、乗客を拾っていきます。自由席は結構利用客が多いようです。

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両方とも停止信号が表示され、その後本線が進行信号に切り替わるという、そこそこよく見る光景。対向列車もしくは先行列車が入線中でまだポイントが切り替わってない状態の時に見られます。

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こちらはまた別の駅。国鉄カラー国鉄車両の気動車の横を高速で通過。

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車掌は車内を行ったり来たりしており、そこそこの確率で先頭側の車掌設備を使って放送やドア開閉を行ったりもします。その車掌が前に来た際に、立ってる私を見て「520円払えばそこ(前が見れる座席)に座れるよ」と声をかけたりしてきました。まあ、ドケチな私ですのでお断りしましたが。

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特急同士で列車交換。おや、5両編成ですね。という事は、先ほど高松駅の看板で見た朝ラッシュ対策の一本ですね。

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普通列車が2本停車中。こちらの国鉄気動車はJR四国カラーです。

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県境付近。若干スピードを落としつつ、車体を大きく傾けて走り抜けます。

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山越えが終わり、徳島県に入って板野駅。徳島方面からの普通列車の多くが折り返します。

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その先、池谷駅で鳴門線と合流。

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周囲は田園地帯でしょうかね。真っ直ぐな線路を高速で通過していきます。

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大小様々な川を渡っていきますが、やはり吉野川は大きいですね。

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高架に上がり、右から徳島線が合流。車掌がまた前にやってきて、「このまま牟岐線行くの?」と声をかけられました。よく分かったと言うか、まあ分かりますか。分かりやすい事してますし、接続的にも。

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線路的には複線に見えますが、実際には高徳線と徳島線の単線が横に並んでるだけという「単線並列」区間になります。

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地上に下りまして多数のポイントを渡り、改札前である2番線に到着。

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終点、徳島です。車庫には新型特急車の姿も見えます。

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跨線橋を通り隣のホームへ。4番線では、高徳線を通って鳴門行が左側に、そして同じ線路の右側に牟岐線の列車が停車していました。あれ、この光景、前に徳島に来た時にも見たような。

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そして特急「むろと」が到着。今回初の、国鉄製造の特急形車両です。

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列車は折り返し整備と清掃。一部自由席となっていますが、座席の数的に言えば一部指定席の方が正しいと思います。

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駅横に広がる徳島運転所。2枚目は2017年に製造されたばかりの2600系気動車。新型特急車として登場したものの、構造に問題がある事から量産化は見送られたレア車両です。

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方向幕を1コマだけ動かして徳島行から牟岐行に。

特急「むろと」1号 徳島→牟岐

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車内清掃が終了し、乗車。先頭から4列は指定席のため、引き続きデッキ立ちです。それにしても指定席が16席だけってどうなんでしょうね。

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車両中間部のデッキ。トイレと洗面所があります。国鉄らしい雰囲気です。

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先頭付近はこんな感じ。扉によってガッツリ仕切られてるのは運転席部分のみの半室構造で、助士側は鉄パイプのみとなっています。

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反射で写ってる貫通扉の金具のとこに止まってるのは、スズメ?

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普通列車が到着。朝のためか、何両も繋がっています。

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牟岐線方面からも列車が到着。両運転台の3両編成かと思いきや、最後尾だけ片運転台でした。それにしても、この国鉄気動車は少数派かと思ってたのですが、この1時間だけで結構な数を見ましたね。

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出発進行。出庫列車でしょうか、引き上げ線へ向かって走る特急形と少しの間並走。

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ポイントは高速通過不可能なスプリングポイントが使われています。車両が国鉄時代のものという事もあり、速達感はあまりありません。現在JR四国が保有してる特急形車両の中では唯一振り子装置も搭載していませんし。

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特急停車駅の南小松島。かつては南でない小松島駅も存在し、現在は「小松島ステーションパーク」となっており鉄道車両の展示も行われているそうです。

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普通列車と列車交換。

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直線ではそれなりにスピードは出せますが、駅前後の速度制限が厳しく、駅が近付く度に減速します。

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こちらも広い川ですね。

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牟岐線の主要駅、阿南。徳島からの普通列車の多くがここで折り返します。

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阿南から先は列車本数が減少するため、このように棒線化された駅も出てきます。

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一方こちらは側線まで残ってますね。

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単行の普通と列車交換。特急の優先度がそこまで高くないのか、特急が普通を待つなんて事も起きます。

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少しずつ山が深くなってきました。振り子機能がないためカーブの通過速度が一般車と変わらない事や、そもそも線路の規格的に高速運転が出来ないこと、通過駅もそこまで多くない事などから、特急というよりは急行っぽい印象を受けます。
ちなみに車両的にも、国鉄時代の車両のためか自動放送がなく、しかし放送前に流れる車内チャイムはしっかりJR四国仕様のものが搭載されています。

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砂浜に面した駅。そう言えばこの辺りに海水浴シーズンだけ営業する臨時駅があったような。

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山だか海だかよく分からない区間を比較的ゆっくりと進みます。

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線路は数多くあるものの、ホームは一つだけという駅に到着。

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終点、牟岐です。牟岐線はこの先も4駅ほど続いていますが、特急は牟岐止まり。1往復のみ牟岐線の終点である海部まで直通する特急も存在しますが、牟岐からは普通列車として運転されています。

特急「むろと」4号 牟岐→徳島

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この先の区間含め四国内の鉄道は既に全て乗ってますし、今回は特急に乗るのを目的として来たので、接続してる海部への普通列車へは乗り換えず、同じ車両でそのまま折り返します。
有人駅とは言え小さな駅ですし折り返し整備はどうするんだろうと思ってたら、車掌が座席を回転させてました。

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座席回転のみの簡単な整備が終わり、乗車。徳島側の先頭は全席自由席で座ったまま前が見れるので、先頭に座ります。

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隣に停車中の海部行ワンマン列車。

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先頭からの眺め。悪くないですね。

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NTTと書かれた建物とアンテナっぽいもの。基地局でしょうか。

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到着から10分もせず折り返し出発。

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先頭部座席用のテーブル。

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お城でしょうか。1枚目は一般家庭の屋根とうまいこと被りましたが。

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海際と山の中を交互に走る感じです。

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駅名標は撮り損ねましたが、視認はしました。海水浴シーズンのみ営業する臨時駅の田井ノ浜駅です。

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昨日は雨でしたが、結構晴れてきましたね。

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なんか花が咲いてます。

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阿波橘駅。何かと「橘です!」と主張するキャラがいるんですよ。いえ、それだけです。

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阿南駅。徳島県では唯一、四国全体でも珍しい橋上駅舎(2階の乗換通路に改札口があるタイプ)の駅です。

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ヤシっぽい木が生えてます。

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大きな川を渡り、少しずつ徳島近郊へと近づいていきます。

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羽ノ浦駅。工事中のようで、点字ブロックを剥がしてトラックに積み込んでいました。

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普通列車と列車交換。

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引き上げ線、続いて徳島運転所が見えてきまして。

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一番端の4番線に到着。徳島に戻ってきました。

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跨線橋を渡って改札口のあるホームに入り、そこから高松側へ歩いていくと出てくるのが、切り欠きで行き止まりとなっている1番線。ところで、何で剣山のヘッドマークっぽいものが転がってるんです?

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少しすると、徳島終着の特急「うずしお」が到着。「うずしお」には基本的にJR製の車両が使われますが、高松から徳島地区への車両回送を兼ねて、1往復のみ国鉄車両で運転されています。

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2両編成での運転ですが、1号車と3号車という表記になっています。これは、たまに2号車が増結され3両編成となる事があるため、かと思われます。真相は知りません。

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行き止まりホームのため、駅名標の隣の駅は高松方のみ記載されています。

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普通列車が到着。

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一方特急は、枕カバーの交換を含む本格的で時間のかかる折り返し整備を行っており、乗車は少し先になりそうです。まあ、出発まで30分以上ありますからね。
そして先頭では、運転士が貫通扉を開けて「うずしお」のヘッドマークを取り外し、「剣山」のものに付け替えていました。てっきり幕式かと思ってたら外ハメ式だったんですね。

特急「剣山」5号 徳島→阿波池田

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下側にあるネジを回して固定し、扉を閉めて交換完了。

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取り外された「うずしお」はホームにポイ。その後回収されていきました。

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到着してから10分ほどで車内整備が終わり、乗車開始。あれ、今までの車両には中ひじ掛けがあったんですが、この車両には無いですね。もしかして国鉄車両だからとかそういう理由でしょうか。
しかし、先ほど乗ってきた「むろと」にはありましたし……。と思って調べてみると、先ほど「むろと」で座った車両は、かつて一度普通列車用に格下げ改造されたものを、特急用に戻す再改造を行い、その際に「しおかぜ」車両のリニューアルで出た座席に交換されたんだそうです。つまりさっきがレア仕様でこっちが通常という事になりますね。

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連結部付近。やはり1号車と3号車のみとなっており、2号車はありません。

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この列車も1両のさらに一部のみが座席指定で、他は自由席という構成であり、阿波池田方先頭車は全席自由席となっているため、「むろと」に引き続き座って前が見れます。

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高徳線と徳島線の分岐駅である佐古駅を通過。高徳線の普通列車が到着するのを見つつ、徳島線へと入ります。

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徳島線に入り、すぐに地平へ。

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なんか細長い棒が立っていて、土台には「安全 1966表彰認定」と書かれています。

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普通列車とすれ違ったり、追い越したり。特急車両は国鉄製ですが、普通列車にはJRの最新のものが投入されているのが徳島線の特徴です。

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駅手前で停止信号により停車。この位置での停車はよくある事なのか、停止位置の目安となる「機外」の表示があります。

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対向列車が入ったのでしょう、信号が進行になり、改めて駅へ。特急同士で列車交換です。

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牟岐線に比べればマシではありますが、それでもやはりスピードの出しにくい路線なようで、比較的ゆっくりと走ります。

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阿波山川駅。通常の駅名標の他に、古いっぽい駅名標もありました。

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段々山が迫ってきまして、吉野川の真横を走るようになります。

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国道とも並走し、川を挟んだ向かい側には高速道路も走っています。

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普通列車と列車交換。2両編成ですね。
ちなみに徳島線は一応ながら高速化がなされているらしく、一部区間では100km/h近い速度で走ったりもしてました。ほんとに一部区間だけでしたが。

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土讃線との分岐駅、佃駅。ただし、特急は徳島線、土讃線とも通過します。

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駅を通過し、土讃線に合流。徳島側と違い、こちらは単線を並べたりはせず土讃線の単線1本のみとなっています。

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真ん中の3番線に入線。徳島から1時間と少し、終点阿波池田に到着です。かつては高知まで直通する列車も存在してましたが、現在は全て阿波池田止まりで、高知方面へは土讃線特急と接続する形となっています。

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岡山方面へは6分で、その10分後には高知方面への特急が到着するダイヤとなっており、同一ホームでの相互接続も行っています。

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さて、ここまで特急ばかり乗ってきましたが、ここで特急が運行されてる区間なのにあえて普通列車を選択です。理由としては、特急は速くて快適だが、普通には普通の楽しみがある、といったところです。具体的に言うと待避。

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側線には色々な車両が留置されていたり、ホームには相変わらずよく分からないものがあったり。

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駅前にはイルミネーションどうこうとか書かれていました。そう言えば1日目の夜にそんなの見ましたね。

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とか言ってる間に岡山行の特急「南風」が到着、発車していきました。

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若い子たちがホームで何かしてました。植物関連っぽいです。

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土讃線両方向への普通列車と、徳島へ戻る特急が停車中。

普通 阿波池田→高知

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前に同じ時間帯に普通列車で高知方面に向かった時は1番線から出発したような記憶がありますが、ダイヤ改正で変更になったのか4番線発車になってます。

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高知方面。曇ってます。

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顔出しパネルに、「四国まんなか千年ものがたり」と思われる幟。ところで、8月どうこうとか書いてますけど、今12月ですよ?

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岡山方面からの特急「南風」が到着。

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高知へ出発していき、同時に折り返し「剣山」も徳島へ出発していきました。

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その後、こちらの普通列車も出発。トイレ等の位置の関係的に、座ったまま前が見れる座席になります。

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しかしまあ、やっぱりかと言う感じで、雨が降ってきてしまいました。まあワイパー動いてくれてるので問題なしですが。

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国道と並走し、景勝地の小歩危駅。

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南風とすれ違います。

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鉄橋を渡りまして。

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隣の大歩危駅。

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保線さんが乗ってきまして、前が見れなくなってしまいました。ちくせう。

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一部特急が停車する大杉駅。

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アンパンマン列車の南風が通過。一番後ろのみ一般車ですね。これ、一番後ろから車内放送とか流したらアンパンマン仕様はどうなるんでしょうか。

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JR四国の中で最も標高が高い繁藤駅。

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緑が一部欠けてる山には日光が当たってますが、頭上では雲がやたら高速で動いています。

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高知方面行の南風が通過。

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追い越されるのも楽しいものです。

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そして次の駅はスイッチバック駅。まず急勾配の本線から外れ、平坦な引き上げ線に入り停車します。

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車掌乗務なら車掌の誘導でそのままバックしますが、ワンマン運転のため運転士が反対側の運転席に移動し、本来なら折り返し駅か車庫くらいでしかやらないような運転台の立ち上げ作業を行ってから出発。

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そしてこちらも平坦かつ行き止まりの、ホームがある線路に入り停車。またまた車庫レベルの前後切り替え作業を行い、本来の前方(高知方)に戻ってから、ようやくワンマン乗車用に後ろの扉が開きます。

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そんなわけで新改駅に到着です。また特急待避で時間があるので、ちょこっと列車の外へ。

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そのまま駅の外へ。一応舗装されてる下り坂が一つ、という感じ。山側は行き止まりです。

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駅舎。色々最低限というか、駅舎があるだけマシというか。

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続いてホーム先端へ。駅舎に近い一部以外は使われていないのはまだ分かるのですが、先端付近は足元がぐらぐらする感覚が。大丈夫ですよね? 抜けたりしませんよね?

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空はそろそろ日が沈む雰囲気。まだ雲が多いです。

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カメラを構えて待つこと数分、岡山行南風が本線を通過。制限70km/h区間なので、そこまでスピードは出てません。
撮り終えたら迅速に列車に戻ります。ワンマンのため後ろの扉しか開いてないので、列車最後尾までダッシュ。

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若干息切れしながら車内を歩いて先頭に戻り、出発。

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今度は引き上げ線ではなく本線に入り、再び急な坂を下っていきます。

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その坂を下り終えると市街地の雰囲気となり、土佐山田に到着。満足したので元の(前に立ってる人のせいで)前が見えない席に着席。

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山の中より細かく設置されてる途中駅で通学客を拾い、高架へ。左端には南風の姿が見えます。

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こちらの列車は右端に到着。終点、高知です。

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改札を出るわけではなく、そのまま急いで隣のホームへ。ところで、何で非電化路線なのに電車の遊具っぽいの置いてあるんですかね。

特急「南風」22号 高知→岡山

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隣ホームに停車中の特急「南風」に乗車。はい、阿波池田から高知までたった今走ってきた線路をそのまま逆走します。岡山行くのになんでわざわざ普通列車で高知に来たかって? 時間が余ったからです。
今日乗ってきた他の特急と違い、さすがに南風の自由席はそこそこの乗車率がありまして、当然ながら座ったまま前が見れる先頭右側の席も座られていました。仕方ないので、先頭左側の席に着席。

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高知付近の平野部はまだ明るく、運転士越しではありますが前も見えます。が、土佐山田からはトンネルが連続するためカーテンが下ろされてしまい、前が見えず。
若干迷ったものの、旅最終日で若干おかしくなってたテンションにより、先頭右側に座ってた人に声をかけ、隣に座らせてもらいました。窓側は座られていたものの、通路側は空いてたのです。少し視界は悪いですが、これで前が見れます。
が、程なくして日は沈み、完全に真っ暗な中を走るようになり、カーブが多い事もあってまともに見えない状態に。おまけに、途中の阿波池田を出たあたりから記憶がありません。たぶん寝落ちしましたね。

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高知から約2時間。場所は瀬戸大橋の手前、宇多津駅に入る前の信号待ちです。停止信号により数分停車した後、赤信号の下に点灯した誘導信号(白2灯)に従ってゆっくりと発車。

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アンパンマン列車と遭遇しつつ、前方に列車が停車してる線路へとゆっくり入っていき、誘導係が示している位置で一旦停車。

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前方貫通扉を開き、車内からの誘導により接近し、連結。

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連結器連結後、踏板や貫通幌を繋いで通路を作ってる間に私はホームに降りて前の車両へ。

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先頭から先頭へと移動。前に停車していたのは徳島からやってきた特急「うずしお」です。「うずしお」は基本的には高松発着ですが、2往復のみ高松から予讃線、瀬戸大橋線を走り、岡山発着で運転されています。当然ながら「うずしお」用車両で運転されるため、「南風」とは別形式、別塗装での連結となります。
先頭に移動した事により、言うなれば宇多津で「南風」から「うずしお」に乗り換えた事になるような気もしますが、まあ細かい事は気にせずに。

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高松発の特急「いしづち」が到着。この後、先に到着していた「しおかぜ」と連結します。これつまり、両方向でほぼ同時に連結作業を行うって事ですよね。実は凄い事なのでは?

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まあ、こちらはもう発車準備が整ってるので、普通に発車します。ここから岡山まではそんなに距離もないため、先頭でデッキ立ちです。何より、張り付かないと反射のせいでまともに前が見えません。

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宇多津を出て立体交差と坂出からの短絡線との合流を済ませた後、瀬戸大橋を渡り始めます。さよなら四国。
海上橋独特の走行音を立てながら比較的ゆっくりと走っていきます。橋は直線的だから高速走行が出来るのではと思うかもしれませんが、そもそも言うほど直線じゃないというのはさておき、瀬戸大橋が経由する途中の島は有人島で、開業後に騒音が問題となったために、騒音低減のため列車は減速運転を行ってます。
通過列車がその性能をフルに発揮出来るのは、瀬戸大橋を渡った後、本州側の、瀬戸大橋に合わせて新設された区間になります。

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瀬戸大橋を渡り切って本州に入り、最初の駅、児島に到着。ここからはJR西日本区間となるため、運転士車掌とも交代です。

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隣ホームにはJR西日本の普通列車が。

その後はJR西日本区間、瀬戸大橋開業前から四国連絡(当時は船)のために開業していた宇野線を走行。振り子は停止させているので四国内に比べて遅くなるのはまあ分かっていたのですが、思った以上に遅い。ていうか、雰囲気的にダイヤが乱れてるような気がします。そういや予讃線でトラブったとかどっかで見たような。

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ダイヤ乱れてるような気がしつつも1分遅れに留めまして、終点に到着。見慣れた景色ですね。

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岡山、岡山です。列車は折り返し、高知、徳島へ向かいます。

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異種連結部。

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さていつもなら3・4番線から山陽本線か赤穂線で姫路方面へ向かうところですが、今回は往復新幹線利用の切符。新幹線乗換口に切符を通し、新幹線構内へと入ります。

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こちらは新幹線への直接の出入口。乗換口ではありませんとめっちゃ書かれています。

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在来線と新幹線がほぼ直交してる新大阪と違い、岡山は同じ向きになってるので自由席へ行くにもどこから行けばいいのか分かりやすくていいです。階段を上がり、新幹線ホームへ。

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ホームに上がったところで、「のぞみ」東京行がやってきました。

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まあこれに乗っても別に良かったのですが、東京行という事で自由席は混んでるだろうと、見送り。予想通り混んでおりました。

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反対ホームには、16両から8両にされ300km/h走行が不可能となった500系新幹線が停車中。「のぞみ」で走る事もなくなり、「こだま」専用と化しています。それでもその独特の外観は目を引きます。

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新大阪方面より、「さくら」鹿児島中央行が到着。

新幹線「みずほ」606号 岡山→新大阪

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ほぼ同時に、鹿児島中央からやってきた「みずほ」新大阪行が到着。こっちならあと停まるのは新神戸と新大阪だけなので、東京行に比べれば客は少ないだろうと思いこちらを選択しました。行きはJR九州所有車両でしたが、帰りはJR西日本所有車両ですね。
また、列車接近放送前には「ひかりチャイム」が流れたり。これは、かつて「ひかり」「こだま」の車内で放送前に流れていたチャイムで、私自身は新幹線には乗ってはいないものの、電車でGOにて大変よく耳にしていたため、とても馴染みがありました。

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最後部となる1号車。そこそこ乗ってるものの予想通り東京行に比べればマシでした。

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またまたなんとなくデッキ撮影。車内探検でもすればよかったですね。

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普通車でも、在来線に比べて前後間隔(シートピッチ)が大変広いです。非常にのびのび出来ます。
ここで、明日役立たない鉄知識。新幹線の普通車は2人掛けと3人掛けがありますが、このうち3人掛けの中央席は、他の普通車の席に比べて幅が広くなっています。少しだけですが。

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車内の表示器。駅間では普段はニュースが流れていますが、駅を通過する際には「ただいま〇〇駅を通過。」と流れます。ところで、相生駅なら300km/hくらいは出てたりしませんかね。

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こちらは姫路駅の通過の様子。速すぎて何がなんだか分かりません。

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また、在来線の運行情報も流れます。広島地区って何かあったのかと思いきや、西日本豪雨に伴う長期運休の事でした。

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ふと上の方を見てみると、お月様が綺麗にいらっしゃいました。

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駅間ではこのように各社のニュースや、はたまた広告文なども流れています。

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反射で大変見えにくい、というかほぼ見えないですが、明石海峡大橋が写っています。新幹線からでも見えるんですね。

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トンネルに入って減速も始まり、まもなく新神戸。駅到着前はこのように二段表示になります。

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トンネルの間にある新神戸に到着。

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反対ホームの看板。岡山・鹿児島中央方面と書かれています。

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新神戸を出ると、次は新大阪。長いトンネルを一本抜ければ後は明かり区間です。

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在来線の列車が見えました。

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だいぶ速度が落ちてくると、続いて車庫が見えてきます。

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岡山から50分弱。終点、新大阪です。一番端の20番線に到着。やはり新大阪駅は広いです。

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列車は折り返し「さくら」熊本行となるようです。

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気温は8℃ですか。夜にしては暖かい方ですね。さすが大阪。

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3両分以上ホームを歩き、階段へ。

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20番線は端にあるためか、他のホームと違い踊り場的な通路に出てからもう一度階段を下りる構造になっています。

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在来線乗換口で切符を通し、在来線へ。写真はここで終わりです。
この後自宅最寄りまで在来線で移動し、自動改札に切符を通すと回収されそうな気がしたので窓口で持ち帰る旨を伝えて通してもらいまして、無事予定通り帰宅しました。

おしまい。


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