改めて、旅四日目。同じ景色を見るのは三回目な気がしますが、まああまり気にせずに昨日と同じファミマで朝飯と昼飯を調達します。
さっさと買い込んで青森駅へ戻り、北海道&東日本パスで改札を抜け1・2番乗り場へ移動。3番線に停車中のはまなすにはディーゼル機関車が繋がれていました。次同じ向きに乗る事があったら機関車を繋ぐところを見ておくとしますか。
青い森鉄道 快速 青森→八戸
青森始発の快速に乗車。青い森鉄道が所有する2種類の車両のうち新しい方ですね。
ワンマン運転のため運賃表が付いてたり、運転台はワンハンドルマスコンだったり。
出発進行。なんかもう慣れた感じのするポイントを渡りまくり、奥羽本線、津軽線とは逆方向の左カーブを描き高架を上がります。
地平に降りると右側に青森信号場が広がっています。方向転換なしで奥羽本線と直通出来るように線路が繋がっており、関西や北陸から奥羽本線を走ってきた貨物列車はここで機関車を交換したりします。それを過ぎると元東北本線らしい複線です。
東青森駅。貨物駅でもあり、貨物列車や機関車が停車しています。
青い森鉄道線となった今でも線路は東京まで直接繋がっているため、JR貨物による多数の貨物列車が運転されています。北海道へ向かう列車も多数あることでしょう。
少しだけ見えた太平洋。行きは日本海帰りは太平洋と日本をぐるっと回る旅ですね。
延々と続く複線電化の直線。北海道でも似たような景色はありましたが、あちらと違い複線で電化されているというのが本州の本線らしいと言えるでしょう。東海道本線や山陽本線で同じような光景をよく見たものです。100km/hを超えるスピードで軽快に走ります。
野辺地駅。日本最古の防雪林だそうで。
一部では架線が二本に増えている箇所がありました。離線対策でしょうか。
田んぼの向こうにまっすぐ伸びる東北新幹線。在来線なら山を迂回するように地平を走るものですが、そんな事をしていられないのが新幹線です。
線路が増えてきて、ちょっとした車庫も見えてくるようになりました。大きな駅ですね。
通過に便利な配線になってますが終点なので通過するわけにもいかず。というわけで新幹線停車駅、八戸駅に到着です。
向かい側には八戸線の列車が。東北本線は青い森鉄道になりましたが八戸線はJRのままのため、他のJR在来線と接続していない孤立路線となっています。
跨線橋より、青森方面。右下の車両は八戸線のもので、冷房が取り付けられていない事が分かります(天井にある小さな箱はベンチレーター)
発車標。盛岡行きはJR線ではないため、青春18きっぷが使えないと書かれています。
跨線橋より、盛岡・東京方面。広い構内です。
青い森鉄道のもう一種類の車両が到着。こちらは旅二日目に奥羽本線などで乗った車両(参考・三枚目)と同じ車両です。
とても見にくいですが、東北新幹線のE6系がホームから少しだけ見えました。高さやら防音壁やらで在来線ホームからはどうしても見えにくいんですよね……。
青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道 普通 八戸→盛岡
車内の路線図もしっかり八戸駅まで書かれていますね。
そして向かい側の青い森鉄道の車両をふと見たところ、なんとトップナンバー車両でした。わーい。
貨物列車が通過したところで発車。線路の雰囲気は当然の事ながら変わらずです。右の東北新幹線の高架が大胆に山を貫いてるのが若干気になりますが。
三戸駅で中線に入り、貨物列車を待避。
特急も走ってないローカル線の複線なので待避なんか無いと思っていましたが貨物待避するとは。思ってもみませんでした。
境界、目時駅。ほんとにただの途中駅です。近くに水力発電所がありました。
左から在来線上り、下り、新幹線の三つのトンネルが並びます。
いよいよ雨に降られてしまいました。まあ五日間も、こんなに移動していれば普通当たりますよね。
何やら作業中の車両。ホームの改修工事でしょうか? 別件でしょうか?
一部の枕木が砂利の外まで突き出ているようなカーブ。こんなのもあるんですね。
上下線の間が大きく開いてる部分。東北本線には何箇所かあります。
検札を受けた30分後。新幹線の高架、それに合流するような秋田新幹線の高架、JRの車両。終点、盛岡駅ですね。
盛岡駅は青森や八戸と違いIGRとJRの改札は分かれているので、IGRは専用の端っこのホームに止まります。
普通 盛岡→一ノ関
ある程度足が回復した、というか誤魔化したところで出発進行。ここからは正真正銘JRの東北本線です。
盛岡貨物ターミナル。上下線に挟まれたよくある形の貨物駅です。
タンク貨物列車。下り普通列車が待避しています。
花巻駅に留置されている、釜石線用と思われる気動車。
大きめな北上駅。新幹線も停まります。
2面3線だったのであろう駅ですが、1線剥がされ2面2線になっています。この現象はどこでもあるんですねぇ。
水沢駅。貨物駅側の線路にも旅客用の中線にも貨物列車がいるという元気な駅ですね。三枚目、拡大しないと分かりづらいのですが、ホームに風鈴が取り付けられています。
最近付け替えられたかのような橋を渡るとお寺がちらほらと見えてきます。平泉です。
新幹線の駅、広い構内。大きな駅は大体乗り換え、一ノ関駅です。
一ノ関駅で運転系統が分断されているため、基本的に乗り換えとなります。貨物列車も停まっていますね。
普通 一ノ関→小牛田
折り返しの小牛田行き。車両は同じであるものの、色は違いますね。
出発進行。青森から約8時間、走行時間約6時間、相変わらず東北本線です。
また雨です。ワイパーは動かしてくれない事の方が多いです……。
一面緑色。ここを駆け抜けるのは中々に気持ちいいものです。
盲導犬を連れたお客さんがいました。犬嫌い、というか動物嫌いな私ではありますが、本当に大人しい犬で最終的に興味の方が勝っていました。
なぜか川を見ると一枚撮ってしまいます。いやはや綺麗です。
終点、小牛田駅。駅構内にはイベント列車っぽい車両が留置されていました。
普通 小牛田→仙台
足が限界のため、また座った状態でも前が見れるため、少し座ります。休み休みならまだしも、連続立ちっぱなしはきついです。
ジョイフルトレイン「ふるさと」などの列車が留置されています。
ホームにはラッピング列車。こちらは普段普通に使われている車両です。
車内への日の入り方がなんだか良かったのでパシャリ。夏の午後って感じがします。
山を削ってホームを設けたような駅は松島駅。日本三景の松島らしいですが、松島へは松島海岸駅の方が近いそうです。
新幹線の高架が併走し、車庫を通り過ぎ、線路の数が増え多数の信号が見えてきて到着したのは仙台駅。人もとても多く、都会という感じです。
なお工事中らしく、駅名標がペラッペラだったり、線路に踏切のように板が置いてあったりしました。
快速「仙台シティラビット6号」 仙台→福島
仙台の都市圏らしく快速が運転されていて、それに乗り福島へ向かいます。
高架に新幹線E6系を見つつ出発。岡山や広島と似たような感じがします。
仙台駅手前で分かれていた貨物線と共に川を渡り、合流。貨物と旅客の分離が図られていますね。
サッポロビールの看板が見える名取駅。仙台空港線が分岐しています。
まるで複線を逆走してるかのような図。よく見ると右側にもう一本線路があり、3線のど真ん中を走っているのです。左の線路は常磐線のものでしょう。
船岡駅付近で発見した電気機関車と客車。船岡駅前緑地公園で保存されているそうな。
構内に広がる側線はわざとなのか放置しているだけなのか、草まみれという駅。昔は賑わったのでしょう。
新幹線はトンネルでぶち抜く山を右へ左へカーブしながら越えていきます。
ある程度上ったら今度はブレーキをかけ速度を一定に保ちつつ下ります。急勾配を上りきる馬力と下りで暴走しないためのブレーキ。山越えは今でも大変です。
阿武隈急行という私鉄と併走しながら、福島駅に到着。仙台ほどではないものの、ここも大きな駅です。
普通 福島→???
福島駅から乗ったこの719系電車は東海道本線の211系と同じ構造をしていて、JRの車両にしては珍しく座りながらにして一番前で前面展望が出来るという車両です。おかげで足を休める事が出来ました。
まあ、運転士さんの荷物、というかコンビニの袋のせいで少し見えにくくなってしまいましたが、仕方ありません。