2014年夏季 北海道行

その3

普通 富山→直江津

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富山まででJR車両は終わり、富山からは国鉄車両に乗ります。塗装簡略化のため青色一色になってしまっています。

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車内先頭部の様子。寒冷地を走るため車内保温目的のデッキが付いていますが、それ以外は国鉄車両の一般的な近郊型車両のそれといったところです。

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車内はドア付近のロングシートがボックスシートを挟み込む、典型的なセミクロスシートとなっています。
車両番号はクモハ475。4は交直流電車、7は急行型、5はまあ気にしなくていいです。つまり、現在絶滅危惧種となっている急行に、かつて運用されていた事が分かります。急行運用当時はロングシート部分もボックスだったのでしょう。
かつて特急や急行で使用されていた列車を、時に改造して普通列車に転用する事はよくある話で、この列車もその運命を辿ったわけです。

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最近の車両と違い国鉄車の椅子は柔らかくふわふわとしています。また、窓側にも肘掛があったり、テーブルが付いていたり、そのテーブル下に栓抜きがあったりと、優等列車で使われていた名残があります。優等列車「だけ」のものと聞かれると答えに困るんですけども。

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そんなボックスシートに座り、富山を出発。高架の向こうに富山地方鉄道の車両が見えます。

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富山駅を出て少しすると車両基地が。機関車、気動車、除雪車、普通電車、特急電車、など様々な車両が見えます。

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そのすぐ隣には富山貨物駅も。

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それを過ぎるとまた平地が広がります。

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水橋駅。ホームの向こう側に線路を捻じ曲げた車止めが見えます。昔は向こうも使われていたのでしょうか。

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車内に設置されている……室温計ですかね? JNRと書かれているのは分かります。

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大きな山と厚い雲が見えます。降らなければいいのですが。

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再び富山地方鉄道列車。今度はアルペン特急ですね。過去にはJRの特急が乗り入れた事もあります。

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魚津駅。2・3番線の案内に「直江津・東京・青森方面」と書かれています。かつての特急列車用のものが残ってるのか、乗り換えて到達出来る都市を記載してるのか。謎です。

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富山地方鉄道の新魚津駅にはさっきのアルペン特急が停車しています。

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元々2面3線だったものが中線が外され2面2線となった生地駅。幹線あるあるです。

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泊駅を過ぎると日本海のすぐ横を走るようになります。今日はよく晴れてて海が一段と綺麗です。

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また同時に山が海のすぐ側まで張り出してくる区間でもあり、親不知駅を含む各駅はトンネルとトンネルの間に設置されていたりします。

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青海〜糸魚川間にて、草むらの中に架線柱などを発見しました。昔はあの区間に線路が通っていたのでしょうか。

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糸魚川駅に近づくに連れ、北陸新幹線の高架も近付いてきました。高架部分の作り方に一定の規則性があるなーとどうでもいい所を観察したり。

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一際大きな川、姫川を渡ります。お姫様でも流れてくるのでしょうか?

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川を渡ると護岸ブロックが大量に並んでいたりと、工場が増えてきます。

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新幹線の高架をくぐり、糸魚川駅に到着です。大糸線の気動車、金沢行きの電車が停車しています。

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糸魚川を出ると、照明が非常灯を残して消灯し、冷房も止まりました。デッドセクション区間に入り、電気が供給されなくなったためです。

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数秒すると照明、冷房共に元に戻り、非常灯は消灯。交流区間を抜け、直流区間に入りました。昼だからよかったですが、これ夜少し怖そうですね。

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糸魚川を出ると、終点の直江津までほとんどの区間がトンネルになります。通常なら運転席後ろはカーテンが下ろされ、運転室右側に窓がないこの車両では前を見る事が不可能になるのですが、デッキ付きのこの車両だと車内照明が映りこまないためか、運転士後ろの部分だけ開いていました。前回北陸本線に乗った時は見れなかったトンネル区間の前が見れるという事で、一部区間に限って一番前へ。

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その一部区間とは、トンネル内にホームがあるという珍しい駅、筒石駅前後です。ただ、利用者が少ない駅では扉は開いてすぐ閉まったりするので、停車中に首だけだしてホームの様子を確認などは出来ませんでした。ビビリです。

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トンネル内にあろうと普通の駅ですので、何事も無く発車。右側には反対方面用のホームが見えます。満足したので、座席に戻ります。

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これまた前回はカーテンが下ろされ見れなかった、直江津駅到着シーン。広い構内を持つ直江津駅の端っこ、行き止まりのホームに停車します。

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北陸本線終着駅、直江津駅に到着です。JR西日本区間はここで終わり、直江津を含む先の区間はJR東日本の管轄になります。駅名標にも、JR東日本の緑色とJR西日本の青色の両方が描かれています。

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直江津駅での乗り換え時間を利用して、改札を出たすぐにあるNEWDAYS(コンビニ)で食料を調達。さらに、みどりの窓口で北海道&東日本パスを購入します。
この北海道&東日本パスというものは、JR北海道とJR東日本の区間内の普通電車が乗り放題という、青春18きっぷに似た効力を持つフリー切符です。青春18きっぷと違い、急行列車や一部の私鉄も乗れるため、この切符を買うほうがトータルで安くつくため購入しました。
直江津駅で購入する理由は、この切符がJR東日本とJR北海道管内でしか買えないと聞いていたからです。大阪のJR駅は当然JR西日本の管轄なので出発前に買うことも、出来なくはなかったでしょうがしなかったため、JR東日本管轄の直江津駅にて購入する事となりました。

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信越本線の普通電車を見ながら、快速くびき野の6号車の位置で待ちます。なんで6号車かというと、先頭だからです。

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この日、直江津はお祭りらしく、3枚目の柵の向こうから太鼓の音が聞こえてきたりしました。待ち時間のいい暇つぶしになりました。

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直江津駅からは北越急行の列車も発着しているため、その列車も見る事が出来ます。写真は普通と快速に使われている電車ですね。線内を高速で走る特急の邪魔にならないために普通電車も高性能になってるらしいです。

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写真は全て115系ですが、1枚目の長野色、2・3枚目の新潟色と、違う色の車両を見る事が出来ます。

快速「くびき野」 直江津→新潟

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そうこうしてる間に快速くびき野が到着。どう見ても特急電車ですが、快速です。なので青春18きっぷで乗れます。見た目はどうあれ快速なのですから。

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そして乗り込んでみると、座席がなんだか赤系の色。さらにトイレにデッキに出てみると、洗面台は使用中止、さらに扉には「ムーンライトえちご運転時は女性専用車両です」と書かれています。
車両の色がこの地区でよく使われている色でなく、国鉄色だった時点で予想が付きましたが、やはりムーンライトえちごに使われる車両のようです。
特急型電車なのに快速、または普通というのもたまに見かける事例で、この快速くびき野もその一つです。前こそ見れないものの、乗り心地は特急のそれと何も変わらないので乗り得列車と言えます。快速運用のためなのか水道が使用停止だったり、よく見ると枕カバーが付いてなかったりしますが、些細な問題です。

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直江津駅を出発。風車を遠くに見つつ。

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犀潟駅で北越急行と分かれしばらくすると再び海際です。時刻は18時前、日も傾いてきています。

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越後線が分岐する柏崎駅。越後線の電車が見えます。

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柏崎駅を出ると越後線が海沿いを走るのに対して、信越本線(この電車)は山側を走ります。

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いよいよ夕暮れ。撮影モードをトワイライトにして撮ってみると、中々いい雰囲気に。

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またも大きな川(おそらく信濃川)を渡ります。渡った先に何やらかなり年季入ってるモノが。一体なんだったのでしょう。

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上越線との合流駅、宮内駅。この快速くびき野は、同じ区間を走る特急北越の停車駅にこの宮内駅を追加しただけしか差がないという、見た目どころか停車駅的にも特急な快速列車だったりします。いやー快適快適。

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その宮内駅に停車中、電柱とベランダの隙間から夕日が。なんですかねこの奇妙な光景。

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貨物駅である南長岡駅を通過。コンテナや電気機関車が見えますね。

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高架をくぐり、並走します。新幹線のものですが、こっちは北陸新幹線ではなく上越新幹線です。

そうして長岡駅に到着。大きな駅のためか、結構人が乗ってきました。また、チラっと見えたホームの発車案内には「快速 新潟」の次に「特急 札幌」と書かれていました。つまり、くびき野が出た後このホームには特急トワイライトエクスプレスが入ってくるのでしょう。

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時刻は18時半。そろそろ日が落ちる時間のため、いい感じの夕日が撮れないかとシャッターを切りまくります。

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そして周囲が開けた場所にて、綺麗な夕日を撮影することに成功しました。上越新幹線の構造物がかかってますがまあよしとしましょう。

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それから5分ほどするとさらに赤くなり、さらに薄くなってしまいました。その数分後には日が見えなくなり夜になりました。

夜になると、ずっと都心部を走ってるわけでもないので外は真っ暗に。照り返しも手伝って何も見えなくなり、ボーっとする事にしました。

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そのままボーっとしていると、いつの間にか新潟駅に到着。ここに来るのは3度目ですね。

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向かい側に普通電車が到着するまで暇なので、反対側の先頭まで行ってみる事に。出入り口にあるステップは不要なのか埋められています。

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ホーム端からの景色。暗くてよく分かりませんが、線路がたくさんあるのと新幹線ホームがあるのは分かります。

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この車両、快速運用ですがグリーン車も設定されています。座席配置は2+1ではなく2+2のようですが。

普通 新潟→新発田

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折り返しの白新線普通電車が到着です。期待はしていませんでしたがやはり前は見れない仕様になっていたので、素直にセミクロスのボックスシートに座ります。

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乗ってきたJRの乗務員と思わしき人。制服なのですが、なんか帽子などの様子が少し違います。それでカバンを見てみると「JRF」、つまりJR貨物の人だったのです。道理で見たことない感じだったはずです。

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40分ほど揺られ、新発田駅に到着。今日の旅はここまでです。

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普通電車が出て行くと向かい側には違う種類の気動車が連結した2両編成の列車が。明日はこのどちらかに乗る事になるんでしょうね。

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駅構内。夏だからなのか、ホラー系のモノが写ってますね。それは無視して、駅と同じ建物内にあるデイリーヤマザキで晩飯を購入。おにぎり系は売り切れていたため、仕方なくカップヌードルとお茶を数本。

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駅前。車両も一定数いますし駅前ホテルもあるので決して暗闇ではないのですが、それでも暗いです。
その暗い道を数分ほど歩き、この日の宿に到着。ホテルと旅館の二つの建物があり、フロントはホテル側にあるのでホテルでチェックインをした後、案内してもらい旅館の部屋へ。

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部屋到着。到着時間が遅い事もあってか、布団が既に敷かれていました。ちなみに当然素泊まりです安さ優先です。
何回か旅はしてるのでホテルも色々な所に泊まってはいますが、一人旅で和室はこれが初めてです。意味も無くテンションが上がります。
翌日出発時間がフロント営業時間外だったため、その旨を連絡。モーニングコールを設定し、カップ麺用のお湯を沸かしながらお風呂へ。
風呂は2〜3人程度が入れそうなお風呂が一つ、部屋外の共同スペースに。一つしかないため男専用とのこと。他の人とバッタリする事もなく、疲れを癒す事が出来ました。
風呂から戻った後晩飯を食べ、明日も早いと早々に就寝。明日は5時起きです。




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