2014年夏季 北海道行

その2

普通 敦賀→金沢

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敦賀駅からは普通電車になります。
この区間を走る521系には大きく二つのタイプがあり、今回はそのうち新しく作られた方にあたったようです。若干前見にくいんですがね。
2両編成を2本連結した4両編成で、乗り換え客が結構いたために座席は全て埋まってしまい、やっぱり前に張り付きます。

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小浜線他で運用されてる125系電車を横に見つつ、敦賀駅出発です。
敦賀駅を出てしばらくすると、電化方式、つまり架線を流れる電気が直流から交流に切り替わります。当然直流と交流では電気の種類が違うため直流対応電車は交流区間を走れず、交流対応電車は直流区間を走れません。そのため、この区間を走る電車は交直流電車と呼ばれる、両方に対応した電車のみが使われています。
また、電源を切り替えるポイントにはデッドセクションと呼ばれる電気の流れていない区間が数メートルほどあります。デッドセクションが電源の境になっており、またその区間を加速状態(モーターを動かしながら)で通過するのは、パソコンに大事な仕事をさせてる途中でいきなりコンセントを抜くのと同じように危険なため、惰性走行(アクセルオフ)で通過します。
ちなみに気動車、つまりは電気を使わずに走る列車なら直流も交流も関係なく走れます。

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そして電源が切り替わったところで、北陸トンネルに突入します。北陸トンネルは長さ約13.8kmで在来線トンネル2位の長さを誇り、その走破に約10分ほどかかります。長大トンネルのため、運転士後ろ遮光カーテンは下ろされています。

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トンネルを抜けると南今庄駅。ホームにはキロポストとメモリのようなものが。積雪でも測るのでしょうか。

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南今庄駅を出ると再びトンネルに突入します。

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トンネルを出ると今庄駅。この今庄〜敦賀の区間も峠越えの難所だったのですが、北陸トンネル開通によって解消されたという事がありました。

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その昔旧線だった頃、峠を越えるために列車はこの今庄駅で補助機関車の連結などを行っており、その名残で今も広い構内を持っています。ただ、新線開通によってただの中間駅になってしまいました。

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さて、特急の待避も終わって信号も切り替わったようですし、発車しますか。

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車内先頭上部にある謎のディスプレイ。正体はワンマン運転時に使用する運賃表示機です。最近はこのようなディスプレイタイプが増えています。

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大きな山が広がります。この先北陸本線は平野部を走ります。

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おっとここでトワイライトエクスプレス登場です。2015年3月で廃止予定、また寝台特急が一つ消えます……。

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私が乗ってるのとはまた違う顔をしていますが、この車両も同じ521系です。古い方の。古いと言っても10年も経ってませんがね。

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川になると撮ってしまう癖。橋部分も上下線が離れる事って結構ありますね。

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特急しらさぎとすれ違います。この区間は同じ車両でサンダーバードとしらさぎの二種類の列車が運行されています。側面のラインが青だけならサンダーバード、オレンジ線が追加されてるならしらさぎという具合に見分けることが可能です。

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交流電化区間には、敦賀駅を出た時のようなデッドセクションが何箇所もあったりします。理由は交流における位相がズレるどうのこうのだそうです。
そのデッドセクションの場所を示すための標識が用意されていて、セクション予告(黄色と黒の斜めストライプ・撮り忘れた)、左の写真中央、白地に赤の斜め線がデッドセクション開始位置で、ここから先電気が流れていないという事を示しています。右写真の手前柱に付いている白地に黒丸のものが力行標、つまり加速してもいいという標識で、デッドセクション終了位置と思って問題ありません。
直流と交流を切り替えるわけではなく交流同士のデッドセクションですが、やはり惰行します。

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特急とすれ違い。今度はサンダーバードの方ですかね。

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そして貨物駅である南福井駅を通過します。普通電車でも貨物駅に停まったりはしません。

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カーブしながら高架に上がると、福井駅です。主要駅は大概高架化されてしまっている気がします。

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いくら都会の路線でないとはいえ、福井駅は立派なターミナル駅、乗降客もそれなりにいます。というわけで、ここに来てやっと座席確保です。
北陸本線は既に一番前に立ったまま乗り通しているので、長旅となる今回は足を温存するため座ります。最初の予定では1日目はずっと座りっぱなしだったはずなんですがね、なぜか大阪から福井まで立ちっぱなしでしたね。

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おにぎりを食べながら福井駅を出て少しすると、えちぜん鉄道の車両基地が。除雪用の電気機関車も見えます。

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事業用車が留置されている芦原温泉駅。温泉巡りのような、鉄道以外が目的の旅もしてみたいですね。

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先頭にいなくたって特急すれ違いとなれば無理矢理撮ります。綺麗ではないですが。

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大聖寺駅にて特急待避。アパホテルの社長がすんごいこっち見てきます。

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特急しらさぎが通過。北陸新幹線が全通すればまた特急が消えるのでしょうね。

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この区間では、車内からでも大きな仏像が見えます。が、アレが何なのかは分かりません。特に興味もありませんし。

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小松駅車内からの特急。側面窓からの撮影は時と場所を考えた方がよさそうです。

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小松駅を出ると、大量のショベルカーと「KOMATSU」と書かれた建物が。重機メーカー小松製作所の施設なのでしょう。

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北陸新幹線用に建設中の白山総合車両所です。来年3月開業なので、もう完成してると思いますが。

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そしてでっかい高架の出現。これが北陸新幹線の本線(予定)ですね。3月の開業は金沢までなので、金沢駅まであと少しです。

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西金沢駅にて、高架の向こうに駅っぽいものを発見。ズームしてみると「鶴来」と書かれています。
地図で確認してみたところ、どうやら北陸鉄道の新西金沢駅のようです。「鶴来」は路線の終点である鶴来方面、もしくは鶴来行きという意味でしょう。

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金沢駅手前の留置線にて、特急車両を発見。サンダーバードと同じものと、その赤色バージョンが繋がっています。赤色バージョンは北越急行所属なので、恐らく北越急行直通特急「はくたか」でしょう。

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新幹線金沢駅もチラっと見えます。

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金沢駅に到着です。幕回しの途中で写真を撮ると、一切運転されない種別の状態で撮れたりします。最終的に回送になりました。

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ホーム挟んで向かい側には七尾線七尾行きの普通電車が。
七尾線は直流電化、この金沢駅を含む区間の北陸本線は交流電化なため、ここでも交直流電車が使用されています。
その電車というのが、直流区間のみで用いられていた交直流特急電車から交直流用機器(整流器とか)を剥ぎ取って、直流専用電車の113系に乗せて作られたという、魔改造車両だったりします。

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金沢駅での乗り換え時間は1時間以上あるので、暇つぶしも兼ねて外へ。なんか記者会見というかお披露目会というか、そんな感じのが開かれてましたが特に気にする事もなく。

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駅東口を出ると、巨大なガラス製ドームが。どうも駅前広場の整備が行われ、「もてなしドーム」と名づけられたドームが出来たようです。バスターミナルもあります。

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さらに巨大な門「鼓門」まであります。繰り返しますが、これは駅前広場です。駅はその奥です。鳥居と本殿じゃないんだから……。

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続いて西口へ出てみます。相変わらずその規模が若干気になりますが、東口と比べれば普通ですね。自然も整備されてます。

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西口外観。まだ駅っぽいです。それでは西口側の駅内にあるコンビニで昼飯の調達でもしましょう。さっき車内で食べたおにぎりはあれですよ、朝飯ですよええ。

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再び改札内、ホームへ。外に居ても特にやる事はないので、ホームで列車を眺める事にしましょう。

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先に特急が発車し、続いて回送が発車。金沢駅は特急普通共に始発終着となる列車が多く、車両基地もすぐそこにあるため、回送列車が多いです。

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金沢駅の駅名標も確保。また、かつて運行されていた急行「きたぐに」の号車案内が足元に書かれています。

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ホーム端の切欠部分に停車中の普通富山行き。予定より一本早いものです。金沢での用事もないので乗ってしまってもよかったのですが、車内が混雑してたので予定列車を待つことにしました。

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富山方面から普通福井行きが。恐らく金沢総合車両所からの出庫でしょう。

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大きな駅、つまりは長いホームの端という事もあって、新幹線ホームが少しだけ見えます。柵だけですが。

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富山行き発車。この電車はワンマン運転に対応してるのですが、北陸本線は一定の乗客数があるためか車掌常務となっています。

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その後に特急サンダーバードのうち、短い3両編成が発車、続いて6両編成が発車。恐らく、前者3両編成は金沢駅で切り離された回送で、後者6両編成は特急サンダーバード和倉温泉行きでしょう。

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続いて貨物列車が通過。ほんと頻繁に様々な列車が発着します。

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続きまして、先ほど留置線で見た特急はくたかが発車。北越急行ほくほく線内では160km/hで走行する凄い列車です。

普通 金沢→富山

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そして、待機していたこのホームに折り返し普通電車富山行きが入ってきました。敦賀から引き続き521系です。

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この区間も当然座ります。発車まで時間があるので、その間にさっきハートインで買った弁当を食べます。前に立ってるとおにぎり一択になってしまうのですが、座ってると弁当も食べれるのでいいですね。

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数十分後、出発。出てすぐにサンダーバードとすれ違います。

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その後線路左側にはコンテナ、右側には金沢総合車両所と書かれた建物が見えます。

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広い構内を持ち、様々な車両が留置されています。奥には北陸新幹線の高架も見えます。

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福岡駅。九州の某県とは何の関係もなく、他に「福岡駅」という駅はありません。

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大きめの駅、高岡駅。城端線、氷見線との乗換駅で、構内には車両がいくつか留置されています。

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川は無条件で撮ってしまう病。いい感じの河川敷ですね。

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とある駅の階段部分にて奇妙な点を発見。階段の最後の段差だけが異常に小さく、さらにそこからスロープのようになっているのです。
恐らく、ホームの嵩上げ(最近の都心部に比べ昔のホームは少し低い)を行った時に階段部分については大きな改修を施さず、生じた小さな段差はスロープで埋めた、という感じなのでしょう。たぶん。

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田園地帯を走り抜けます。この開けてる感じ、いいですねー。

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新幹線の高架橋と共に川を渡ります。

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新幹線が近づいたという事は大きな駅が近づいたというわけで。留置されてる車両も見えます。

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そんなわけで、再び幕回しで新快速521系を撮ってしまった富山駅です。

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そんなに余裕があるわけでもないので、ほんの少しだけ外へ。富山ライトレール、いわゆる路面電車です。元はJRの路線でした。

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駅構内道中は北陸新幹線まであと9ヶ月と書かれた看板やディスプレイ式発車案内標、北陸新幹線関連と駅リニューアル工事など。新幹線開業時には綺麗になってるのでしょうか。

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発車案内で確認した通り2番線に到着。ある程度待ってる人はいるものの、先頭が停まる位置には誰もいませんでした。いつものことですが。

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ホーム端から高架の下を見てみると、絶賛工事中でした。

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さっきまで乗ってたであろう回送電車が発車していきます。





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