2014年春季 門司行

その1

 

今年で私にとって三回目となる青春18きっぷの旅、その1日目として、九州の門司に行ってきました。

簡単に行程を書きますと、朝大阪駅を出発して東海道本線、山陽本線を通り、門司へ。周辺を少しうろうろした後、新門司港からフェリーで大阪に帰ってくるというものです。

一行で済んでしまうほどシンプルですが、山陽本線約530kmを全線乗り通さないといけないので、かなり時間がかかります。大阪〜門司で約10時間、新門司港〜大阪港で約12時間ほどかかります。よって、朝出発の朝帰りとなります。九州で一泊して山陰本線で帰ってくるのもありかと思いましたが、この場合二泊三日で宿泊費が高くなってしまう上に体力的に厳しそうなので断念しました。

※写真はクリックで拡大できます。もしクリック出来ない場合は、前後の写真をクリックすると関連写真的な感じで拡大写真を見ることが出来ます。

 

新快速 大阪発 姫路行

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出発の大阪駅。回送と表示されていますが、大阪駅始発の新快速に乗車です。今回唯一乗る快速電車でもあります。
私にとっては他地区でももっと快速を運転してくれると助かるのですが、長距離移動は山陽新幹線を使えということですね。
 
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車両番号が一桁だとなんとなく嬉しくなってしまいます。2011年のグッドデザイン賞受賞のプレートも貼ってますね。
 
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淀川を渡る橋から一枚。川を渡るのは結構好きです。

ちょうど朝の通勤時間帯のため、電車はサラリーマンでいっぱいです。大阪を出て尼崎、芦屋と停車して行きますが、乗ってくるばかりで降りる人はほぼいないように見えます。
その次の三ノ宮でやっと降りましたが、降りたぶんだけ乗ってくるので乗車率はあまり変わらず。
その次の神戸駅は東海道本線と山陽本線の境なのですが、その割には乗降はあまりありませんでした。そんな微妙な気持ちでいよいよ山陽本線へ突入していきます。ここから新快速は明石まで無停車というその名に恥じない走りっぷりを見せます。

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少々見づらいですが明石海峡大橋が奥にあります。今は横に見えるだけですが、帰りはあの橋の下を通る事になります。
 
書き忘れていましたが、ここで私の乗車スタイルについて少々。私は列車に乗る際、必ず一番前で前面展望を観賞する、いわゆる「張り付き」を行います。なぜか? そのほうが楽しいからです。ついでに写真撮ります。
運転席すぐ後ろに座席があればそこに座るのですが、JRの車両はそのように座りながら前が見れる車両が少ないので、ほぼ必然的に立つ事になります。例え席がガラガラでも、私は一番前に立つのです。だって、そのほうが楽しいから。
なお、特急型などで窓がなく、前が見れない場合は私ももちろん座ります。
 

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明石、西明石を経て、加古川と姫路の間。221系の体質改善工事が施された車両と遭遇。
前面にも行き先が表示されるようになったのはいいのですが、写真だとどうしても切れて見えないのが残念ですね。確か、大阪行きだったと思います。
 
 

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そして、この新快速の終点、姫路に到着。次に乗る黄色の電車、通称「末期色(まっきいろ)」が待機しています。
ここからはこの115系と呼ばれる車両を初め、国鉄時代に作られた比較的古い車両による普通列車がほとんどとなります。
 
普通 姫路発 岡山行
 
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姫路を出ると、 両サイドに何かの跡が見えます。これは、1974年まで運行されていた姫路市営モノレールの跡です。
撤去に莫大な費用がかかるため、40年経った今でもこうして跡が残されています。終点の手柄山駅にはそのモノレールが展示されていたりします。
 

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ほぼ全ての車両が末期色になってしまったと思っていましたが、まだまだ他の色も存在するようです。写真は湘南色です。しかし、 黄色車両の比率が高いことは否めません。
 

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山陽本線ですので、山陽新幹線と何度も交差します。山陽本線が山を迂回するようにカーブしてるのに対し、新幹線はトンネルでまっすぐ突き抜けているのが分かります。
 
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長距離旅客輸送は新幹線の役目となってしまいましたが、貨物輸送はまだ在来線の仕事のようです。山陽本線は全線で貨物列車が多く運転されています。
 

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トンネルの前後はこのように上下線が少し離れてる場所も多く、この写真だけ見ると単線ではないかと錯覚してしまいます。上り線はこの右に存在します。
 

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カーブが多いですが、貨物列車のように長い列車が通ると映えますね。昔なら特急などでこのような写真を撮ることが出来たのでしょう。 

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しばらく山の中を右へ左へ走った後、線路がまっすぐになり山陽新幹線と並走するように。岡山はもうすぐのようですね。
 

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キハ187系、特急スーパーいなばのようです。山陽本線内を移動する中で特急を見るのは結構レアだったりします。
山陽本線を走る特急列車のほぼ全てが他の路線へ直通運転しており、山陽本線内は限られた区間しか走っていないためです。
 

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そんなこんなで岡山駅に到着です。左上は新幹線、中央から右が在来線のホームです。
 
普通 岡山発 三原行
 

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岡山駅で三原行きの電車に乗り換えます。黄色じゃないぜやったぜ。
 

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岡山駅を出ると、西岡山駅という貨物駅の横を通過します。コンテナを載せた貨物列車がたくさん停まっています。

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特急やくも。岡山から出雲市を結んでいます。山陽本線内で見る特急はこれが最後となりました。

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そして少し走っていると、なにやら不審な分岐が。

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さらに見たことない車両が!どうやら私鉄っぽいですね。

後で調べたところ、「水島臨海鉄道」という第三セクター方式の臨海鉄道のようです。
貨物輸送を行っているらしく、先ほどの分岐は貨物列車用と推測されます。

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岡山-福山間で運転されている快速サンライナーですね。出来れば乗りたかったのですが、スケジュールの都合上断念しました。

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そして新幹線接続駅の新倉敷駅です。特別大きいというわけでもなく、ごく一般的な山陽本線の駅です。

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接続駅は新幹線が真横に来ることが多いので、タイミングが合えば新幹線を撮る事が可能です。相手は高架にいたりスピードが速すぎたりで難しいですけどね。

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快速サンライナーの車両を使用した普通列車。内装はあまり変わらないはずなので利用者が意識する必要はないかも。

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特急が運転されていた時代には使われたであろうホームが、今は不要となったのか線路が剥がされています。このような駅はいくつかありました。
 

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山陽本線のトンネルには、複線トンネルがなく、全て単線トンネルを二つ並べたものだったように思えます。
複線トンネルで通せない事情があったのか、最初は単線で開通し後々複線化のためにもう一本掘ったのかは分かりませんが(調べてないだけ)。
 

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新幹線の高架(右)と、単線の貨物線(左)が近づいてきました。もうすぐ福山駅のようです。

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福山駅付近は新幹線とともに在来線も高架化されていて、二重高架となっていました。上り線は新幹線高架下に飲み込まれています。

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そして下り線も新幹線の下に入ってしまい、駅到着です。在来線が2階、新幹線が3階らしいです。

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尾道付近。なんだが工業地帯っぽくなってきました。

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国道2号線と一緒に広島に向けて走ります。

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尾道駅。踏切とカーブがいい感じです。

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お、海だ!

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いよいよ瀬戸内海…で、いいと思うんですがどうなんでしょう。
地図上で見ると、しまなみ海道が通ってる島々と本州と間の海なので、別に何か名前があるかもしれません。広義には瀬戸内海でしょうけど。

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糸崎駅。留置線も広がっていて、ダイヤ上の境界でもあります。
三原から先の山陽本線を利用する場合はこの駅で乗り換えるよう放送がありましたが、三原駅は新幹線接続駅ということで、私は三原駅まで行ってみる事にしました。

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数分停車ということで、トイレに行くついでに1枚。115系の手動扉機能はなんだかんだで有効に使われているようです。

※手動扉 車掌のスイッチにより扉のロックを解除し、手で開閉が出来るようになる。最近の車両はボタンによって自動開閉が可能な車両が多い。主に車内保温のために使用される。

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そして三原駅です。糸崎駅と違い、こちらは高架駅のようですね。

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岡山から三原までありがとうございました。この車両は折り返し岡山行きとなります。

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姫路、岡山と慌しい乗り換えでしたが、三原では余裕があるので、駅名標パシャリ。

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発車標に通過の文字があったので、そのままホームで待機していたら、やっぱり来ました貨物列車。電気機関車の通過って、結構迫力あると思うんです。

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1番線には、呉線の列車が待機していました。

 

その2→

 

 

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