珍しく夏の旅がなかった2018年。代わりと言っては何ですが、秋の旅です。まあ、青春18きっぷではないのですが。
特に今回はJRでさえありません。近畿日本鉄道と名古屋鉄道という私鉄を中心に、いくつかの私鉄にも乗り、JRはオマケ程度となっています。私鉄によく設定されてる「乗り放題切符」を使い、その私鉄を乗り倒す旅となっています。あれ、これ「旅」と言っていいんでしょうか。ずっと同じようなところうろうろしてるだけなのですが。なんとなく、私の思う「旅」ではないような気がします。
まあそんな事は置いといて、今回のルートを。
今回はまず、近畿日本鉄道「近鉄」の乗り放題切符である「近鉄週末フリーパス」を使います。これを使い、消滅の恐れがある特急「アーバンライナー」に乗って大阪から一気に名古屋に移動した後、ちょこっと三重県に戻り、三岐鉄道と養老鉄道という私鉄を全線乗り倒します。名古屋に戻り、一宮に移動して一泊。
二日目からは名古屋鉄道「名鉄」の乗り放題切符、「名鉄電車全線2DAYフリーきっぷ」を使い、三日目にかけてひたすら名鉄全線乗り潰しを行います。名鉄は私鉄の中で第三位の営業距離を持っており、全線乗り潰すには一日では厳しいのです。一応ルートを大雑把に書くと、一宮→名古屋→知立→碧南→猿投→赤池→(地下鉄経由)上小田井→名古屋(2回目)→河和→内海→中部国際空港→名古屋(3)→岐阜→玉ノ井→津島→弥冨→名古屋(4)と来て、栄で一泊。
三日目に入り、栄町→尾張瀬戸→栄→(地下鉄経由)金山→東名古屋港→新安城→吉良吉田→蒲郡→(JR経由)豊川→豊川稲荷→国府→豊橋→名古屋(5)→新鵜沼→犬山→御嵩→犬山→岐阜→新羽島→岐阜→犬山→平安通→地下鉄名古屋となります。把握はしなくていいです。分かる人だけ分かれば。
そうして名鉄を乗り潰した後、名古屋より近鉄を使い、大阪に戻ってくる、という流れになります。帰りは名古屋出発の時点で既に夜ですので寄り道などせず真っ直ぐ帰ります。
大阪と名古屋を結ぶ近鉄特急「アーバンライナー」の置き換えが発表された事、昔から乗ってみたかった車両であること、また名鉄もスルーのみで乗った事はなかった事などが重なり、今回近鉄と名鉄を乗る旅もどきとなりました。近鉄や名鉄等のフリー切符は通年発売で、青春18きっぷのように長期休みのみ利用可能とかではないため、秋にも実行可能だったのです。まあ、「近鉄週末フリーパス」はその名の通り週末しか使えないので、完全に期間フリーというわけでもないのですが。
それではいってみましょう。
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目次
今回のスタートはここ、大阪難波駅。難波にある近鉄のターミナルで、阪神電車も乗り入れています。時刻は朝6時前。
発車案内には特急がずらり。6時発の名古屋行と、5分後発の伊勢方面賢島行です。今回は上側の、名古屋行の特急に乗ります。なんと、いきなり特急です。
乗車券部分はフリー切符でなんとかなりますが、当然別に特急券が必要です。そちらの乗り放題等はないので、このチラシにもある「名阪チケレス割」を使う事にしました。
通常、難波と名古屋の特急代は1900円なのですが、この名阪チケレス割を使うと、最大で900円引きの1000円にまで割り引かれます。
ただまあ残念な事に、今回の旅もどきはかなりギリギリに実施が決定したため、私の割引は前日までの購入で適用される300円引き、1600円となっています。それでも大きいですけどね。
ちなみにこの割引制度は2018/12/28まで、らしいです。この期間限定というのも、私が今回秋旅を決めた理由です。
ホームに到着してすぐ、列車が入線してきました。思ったより早かったですね。また、この駅始発で時間に余裕がある事もあり、逆入線となっています。このホームに右側から入ってくるの初めて見ました。通常は左側からのみの入線なのです。
近鉄では列車名というものは存在せず、一部の車両に愛称というものが存在します。この列車で言うと、列車を表す呼び名は「難波6時発の名阪特急」となり、車両の愛称が「アーバンライナー」という事になります。
いやー、アーバンライナー、昔からビデオでよく見てたんですよ。最近この車両の置き換えが発表されまして、第一線で活躍してる間に乗っておこうと、わざわざ特急代を出したのです。
車両は既に整備済み。すぐ乗れます。
関西の私鉄には特急代が無料な会社と有料な会社がありますが、近鉄は有料に当たります。専用車両を用いるほか、全席指定となっています。
車内はこんな感じ。まあ普通の特急という感じですね。
近鉄特急 大阪難波→近鉄名古屋
そのまま車内を通り抜けて先頭へ。アーバンライナーは現在2種類存在しますが、乗りたかった方が来て良かったです。もう一つの方ももちろん乗ってみたいですが。
進行方向。大阪難波駅は地下駅となっています。後年になってから難波まで延伸したため、地下しかなかった、というのが大きな理由ですね。規模も2面3線と、ターミナルとしては小さいです。
先頭車両はデラックスシートとなっており、通常特急券の他にデラックス券が必要です。JRで言うところのグリーン車ですね。
ただ、私が用事があるのはこちら、先頭のデッキです。このように大きなガラスが使われており、前面展望を楽しむ事も出来るようになっているのです。
このサイトを見てくださってる皆様ならもうお分かりでしょう。今回は私、この先頭にずっと立ってます、はい。わざわざ快適な特急車両を使って何やってんだお前はって感じですが、まあいつもの私ですから仕方ないですね。
ちなみに、デラックスシートのところのデッキですのでもしかしてここに立つだけでもデラックス券が必要なのでは?と思い、近鉄本社に問い合わせてみたのですが「デッキなら通常の特急券乗車券だけでいいですよ」との回答が帰ってきました。JRならグリーン券が必要なエリアですが、近鉄では不要みたいです。やったぜ。
車両番号。アーバンライナーという愛称ですが、正式には「21000系電車」という名前です。
反対側に普通列車が到着。先に発車していきます。
続いて向こう側に特急の回送車が到着。上の赤白が一般車、下のオレンジメインやオレンジと白の車両が特急車なので、一目で分かります。おまけにこの車両、二階建てを連結した「ビスタカー」ですね。ビスタカーもいつか乗ってはみたいんですけどねー。
この車両は恐らくこの先の引き上げ線で折り返して難波発の特急になるのでしょう。
6時ちょうどとなり、出発。地下駅である日本橋を通過し、上本町に停車して、地上に上がります。
上本町の地上側からの線路と並び、JR大阪環状線との乗換駅である鶴橋に到着します。
別のアーバンライナーが難波方面に回送されていきました。
鶴橋を出て奈良線の線路から大阪線の線路に転線。
近鉄特急には停車駅の少ない甲特急と、停車駅の多い乙特急というものがあり、この列車は甲特急にあたります。少し前までは「名阪ノンストップ特急」とも言われ、この鶴橋を出ると終点の名古屋まで一回も止まる事なく走っていました。
現在は甲特急にも停車駅として「津」が追加されたほか、朝晩には「大和八木」にも停車するためノンストップとは言えません。それでも停車駅はめっちゃ少ないですが。
奈良線の線路が上に上がり、大阪線の線路が下に。短い区間でしたが複々線の終わり、布施駅を通過です。さっそく追い越しですね。
なおこの後、特急という事もあり検札がありましたが、座席番号を聞かれただけで、特急券の提示は求められませんでした。発券された座席に着席してる人がいれば正規の客として特急券は求めない、というスタイルは聞いた事ありますが、席を離れていても適用されるとは。
20分ほど走り続け、大和八木に到着。橿原線と直交しており、京都、奈良、吉野方面と乗換が可能です。さらに、一部の特急は1枚目左下の短絡線を通って大阪線と橿原線を直通運転したりします。京都から伊勢方面へ行ったりですね。
大和八木を過ぎてしばらく走ると、景色はどんどん山になってきます。ついでに段々明るくはなってきましたが、雨は降り続いてますねぇ。
この辺りで二度目の検札があり、今回は乗車券のみ提示を求められました。フリー切符を提示すると、ポンと判子を押されました。
拠点駅の一つである名張を通過。列車は既に奈良県から三重県に入っています。
雨が強い! ワイパーが追い付かない! ついでにワイパー位置が結構下で立ってると余計見えない!
そして、近鉄最長のトンネルである新青山トンネルへと突入します。名古屋方面への下り片勾配、かつそこそこの急勾配となっており、名古屋方面行の列車は速度を抑える専用のブレーキを使って、速度を抑えながら通過します。
近鉄はここ以外にも山越えの長大トンネルを持っており、勾配も急なため、近鉄=ダイナミック山越え、みたいなイメージがあったりします。
新青山トンネルを抜け、東青山駅を通過。トンネルを抜けた事で、同じ三重県内ではありますが、伊賀国から伊勢国へと入りました。
一番長いトンネルは抜けましたが、まだまだ山です。
朝日が眩しい伊勢中川駅手前。大阪線の終点で、名古屋線と伊勢志摩方面への山田線が接続しています。
山田線へは真っ直ぐですが、大阪線と名古屋線を直通するには方向転換、スイッチバックが必要な配線となっています。そのため、本来は一度電車を止めて、方向転換を行う必要があるのですが……。
なんとか大阪と名古屋をノンストップで結びたかった近鉄は、大阪線と名古屋線を結ぶ急カーブの中川短絡線を建設。特急に関してはこの短絡線を通す事によって、停車や方向転換を不要としたのです。
カーブが急すぎて速度制限は厳しく、時短効果はほとんどなかったそうですが、乗客が座席の向きを変える必要がないという効果はあったそうです。
ちなみに、鶴橋から名古屋までノンストップ運転を行っていた頃は、乗務の関係上この短絡線を走行しながら運転士の交代を行っていたそうです。動画
さらにちなむと、元々大阪線と名古屋線は線路幅が違い、当初は伊勢中川で乗り換える必要があったものを、名古屋線の線路幅を大阪線に揃える工事を行い、直通運転が出来るようにした、という歴史もあります。昔の近鉄はアホみたいに工事をやってました。
チラッと駅の方を見てみると、一般車が待ってるっぽいですね。
短絡線を渡り切り、名古屋線へと入ります。
全車がカーブを抜けたところで再加速。再び特急にふさわしいスピードとなり、鉄橋を渡ります。
右から非電化単線のJR紀勢本線が近付き、津駅に到着します。現在は全列車が津駅に停車するため中川短絡線での交代は行われなくなり、津駅での交代となっています。
アーバンライナーのもう1種類である「アーバンライナーnext」とすれ違い。nextでないアーバンライナーの更新工事を行う事になった際に、工事中の車両不足を補うために作られた車両で、2編成しかなくレアな車両となっています。
ちなみに更新工事が行われた事で、元祖アーバンライナーは「アーバンライナーplus」になっています。今乗ってるこの車両もplusです。
晴の兆しが見えたかと思いきやまだまだ雨の中を走ります。
貨物線を走行する貨物列車を発見、追い越し。石油関係ですかね。
高架に上がり、近鉄四日市を通過。ここも大きな駅ですが、甲特急のため通過です。
完全にミス写真ですが、団体専用車両「あおぞら」とすれ違い。実は小学校の修学旅行で乗った事があったりします。帰りは一般車の貸し切りでしたが。
富田を過ぎたあたりでJRを乗り越し。この辺りはJRと近鉄がごちゃごちゃしてるほか、JR側は貨物取扱も豊富なため結構線路が多くなってます。
こちらも団体専用車両、「かぎろひ」とすれ違い。しかし団体専用車両と2回連続ですれ違うなんて、珍しいですね。
長い鉄橋が二連続、揖斐川と木曽川を連続で渡ります。この二つの川に挟まれた中州のような場所にはナガシマスパーランドを始めとするナガシマリゾートが存在します。木曽川を渡ると、三重県から愛知県に入ります。
特急鳥羽行とすれ違い。前と後ろで明らかに違う車両が繋がっていますが、このように他の系列でもお構いなしに連結して運用してしまうのが近鉄です。まあ他の私鉄でも割とある気がしますが。
左側に車庫が見えてきました。観光特急「しまかぜ」や「伊勢志摩ライナー」(赤黄両方)の姿があります。
あれ、さっきも見ましたよね「かぎろひ」。全部で2編成しかないはずですが、いくら何でもツアー専用車両が2編成ともこんな早朝(まだ8時前)から動いてるのはおかしい気がするのですが。
と思ったら、どうやら今日明日と「きんてつ鉄道まつり」なるものが開かれていたそうです。もしかしたらこれらの車両も会場で展示されていたのかもしれませんね。
線路は高架となりJRと並走。名古屋が近付いてきました。
名古屋駅付近の高層ビルたち。雨のためか上の方が見えません。
右側にJRの車庫を見つつ、速度を落としていきます。
左側には近鉄の車庫。名古屋側における、特急の折り返し整備基地です。
そして線路は地下へ。分岐しまくりの線路を渡り、一番左側へと入ります。
大阪難波から2時間と8分、終点近鉄名古屋に到着です。
いやーいい体験しました。が、いきなり疲れました。さすがに手すりなしの場所で2時間立ちっぱはアカンて。
この端っこは特急専用ホームで、お隣には特急賢島行が停車中。ちなみに賢島駅は、伊勢志摩方面の終着駅です。
近鉄急行 近鉄名古屋→近鉄富田
さて名古屋に到着しましたが、さっそく急行に乗って三重県に逆戻りします。うう、先頭が撮れない……。
お隣からは準急が先に発車。
続いて急行に乗り込み発車。少しでも足を休めるため座って移動です。
途中でアーバンライナーに追い越されたり。
車庫を眺めたり。
弥富を通りすぎ、木曽川を渡って三重県に戻ります。
なんか、照明カバーの中で虫がご活動してらっしゃいました。くたばれ。
JR線を跨ぎ、特急とすれ違いまして、
富田に到着です。
お、汎用車の次はアーバンライナーですか。ほんとよく走ってますね特急。JRと違い1時間に1本どころではなく、3本も4本も走っております。
地下道を通って反対側の駅舎から出て、三岐鉄道の1日フリー切符を購入。窓口にダッチングマシンがありましたが、現役なのでしょうか。
とにかくフリー切符を使い、三岐鉄道の乗り場である3番線へ。
三岐鉄道 近鉄富田→西藤原
停車していたのはラッピング車でした。中小私鉄では車両を大手私鉄から譲り受けるのが定番ですが、この車両もその例に漏れず、関東の西武鉄道出身です。それにしては、なんだか国鉄臭がしますが……時代の関係でしょうか。
座ったまま前が見れたので、座りまして出発進行。
JR線を跨ぎます。
そのJR線からの線路と合流し、地平へ。かつてこの場所には駅があったそうです。
元々三岐線は国鉄の富田駅発着で、線路もそちら側だけでしたが、国鉄の富田駅から近鉄富田駅へ歩く客が多かったため、近鉄連絡線として近鉄の駅へ直接乗り入れる路線を建設し、数年後旅客列車は全て近鉄発着となった、という経緯があります。旅客列車が通らなくなったJRへ続く本線に関しては、現在も貨物列車が走行しています。
次の駅でさっそくその貨物列車と列車交換。分かりにくいですが機関車2両による重連で、セメントを運んでるようです。旅客と貨物の両方を運行してる私鉄というのは結構珍しいですね。
長い貨物列車が収まるよう、駅の複線部分はそれ相応に長く取られています。
かなりスムーズに貨物列車が発車していきました。この後JR富田に到着し、JR貨物に引き渡されるのでしょう。
こちらも出発です。
列車交換。色んな電車が走っていますが、全て西武鉄道からの車両です。
1面1線の棒線駅。それにしては立派な設備ですね。
車庫が見えてきました。三岐鉄道の旅客車や機関車が多数留置されています。4枚目はもしかして、西武鉄道そのままの色でしょうか。
貨物列車が走るほか、旅客列車も30分に1本とそこそこの本数があるため、列車交換は多めです。
あそこの柵、なんだかレールが使われてるような気が。気のせいでしょうか。
複数の貨車が留置されてると思ったら、貨物鉄道博物館なんて書いてありますね。
全国でも珍しい、というかたぶん唯一の鉄道貨物の博物館で、貨車や機関車なんかが展示されています。
運営はボランティアによるもので、開館日は毎月第1日曜日のみと非常に限られてしまっており、当然ながら今日は閉館中。残念ですが、車内から楽しむとしましょう。せめて少しでもよく見えるよう、窓開放です。
しかし、ほんとに多種多様な貨車がありますね。ガッツリというほどでなくとも、割と楽しめそうな施設です。
線路の多い駅で列車交換。
続いての駅も線路、というか貨車も多いですね。東藤原駅です。
駅前には貨車が展示されています。
そして駅近くにはいかにもな工場が見えます。
これらは太平洋セメントの工場で、ここで作られた製品が三岐線を通って四日市などに運ばれているのです。貨物列車の出発地ですね。
専用線が伸びてタンク車が並んでいます。中々見ない、面白い光景です。
一方列車は、山の気配が濃くなってきた中を走ります。ちなみにこの路線、線路なのか車両なのかは分かりませんが、縦揺れが結構あります。まあローカル線あるあるではあるのですが、座ってても体が跳ねたりします。
富田から約50分、終点の西藤原に到着。
歓迎とかありますけど、面白いほど何もないです。果てらしいと言えば果てらしいですがね。三重県最北端の鉄道駅らしいですし。
見えてる山を越えていけば、関ヶ原か彦根に着くようです。
ちょっと何言ってるか分からないですね。
SLを模してるらしい駅舎と、その隣にあるトイレ。
駅を出て右側はこんな感じ。一応駅前公園らしいです。
改札口、というかただの通路ですね。一応駅員さんはいますので、フリー切符を見せて通ります。
雲なのか霧なのかよく分からないのを見ながらホームへ。
ホーム上に蛇口があったり木の駅名標があったり。ところでさっきから何かチラチラ写ってますね。
島式1面2線のホームの片方は、このように車両保存展示に使われています。まず最初は入換機関車という、本線ではなく駅構内などで活躍する小さな機関車、DB25です。
続いてはED22という電気機関車。1926年に信濃鉄道が導入し、国鉄に編入された後三岐鉄道に譲渡されたものです。こちらも入換が主だったようです。
駅前公園。よく見るとレールが敷いてあり、踏切まであります。博物館や鉄道イベントなどでも見かけるミニ電車のもので、たまにここでも運行されてるそうです。
そして先頭にあるのは、これは見れば分かりますね、蒸気機関車です。三岐鉄道の開業時に導入したもので、貨車牽引や入換を行っていたそうです。
公園の鉄道、よく見たら信号機に渡り線まであって、かなり本格的ですね。
三岐鉄道 西藤原→近鉄富田
さて、同じ列車に乗って富田に戻るとしましょう。
東藤原。機関車がホームまでやってきていました。
今まで見た黒い貨車ではなく、白い貨車。内容物が違うのでしょう。
上の方でなんか飛んでるなぁと思ったら、まさかのトンボ。いやまあそんな季節ですけども、虫でなくトンボですか。マジですか。ちなみに私は虫同様、トンボ含む昆虫もダメです。
JRから戻ってきたのか、また貨物列車とすれ違い。今回は白いのも引いてますね。
車庫付近。クレーンや作業用車も見えます。
上を通るのは、高速道路でしょうか。
同形式同士で列車交換。
信号場で、JRへの本線と旅客列車が通る近鉄連絡線が分岐。
JRをまたぎながら近鉄と並走し、そのまま近鉄富田の3番線に到着。三岐線と近鉄の名古屋方面は同じホームで特に仕切り等もありません。
そのため、到着直後に通過していった近鉄特急を撮る事も簡単だったりします。
三岐線はどこかに繋がる事もなく、普通に行き止まりとなっています。
近鉄側の駅名標。
ホーム上には石だったり謎の像だったり。何でこんなものが?
近鉄急行 近鉄富田→桑名
まあどうでもいいので、急行に乗って桑名に移動しましょう。短区間かつ座る気満々なので先頭ではなく中間車へ乗り込みます。