2020年冬季 北海道周遊

その1

全国的に新型コロナウイルスの影響に見舞われ、外出自粛が強く叫ばれた2020年。その中で唯一実行出来た青春18きっぷの旅でございます。
とは言いつつ、大半は効力が似て非なる物である「北海道&東日本パス(略称:北東パス)」という切符を使用しているのですが、非なると言いつつも似てる部分も多いため、18きっぷ旅に分類しています。
今回の前日譚としては、ネットで知り合った方とお喋りをしていたところ、「一緒に北海道をこう巡る計画とか面白そうじゃない?」という話になり、なんやかんやあってそれが実現する事となった、というものです。なんやかんやと言っても大したものではなく、「面白そうだし行くか」程度のものですが。計画練りは、お喋りの中で希望路線や地点をピックアップし、それを中心にして私の方で組み上げるという形になりました。そのため、私の色がだいぶ濃い物となってしまいましたが、それでいいよと言って頂けたため、それに甘える事にしました。後から聞くと、計画や旅のやり方は正反対だったらしいのですが、本当にありがたい話です。

そんな感じで、鉄オタ同士の二人旅となった今回のルートを。
まず合流地点は、新千歳空港。私は最近の北海道行では毎回利用している飛行機で直接入りますが、相方さんは合流の約一週間前に関東を出発し鉄路で北海道入りし、数日間北海道をうろうろしてから合流するという、この時点で何かがおかしい事になっています。なんともタフな方です。
私視点に戻しまして、1日目は飛行機で新千歳に入り合流、札幌でうろうろした後、旭川で一泊という計画でしたが、諸事情により札幌をカットして旭川にという当日変更が入りました。2日目は旭川から宗谷本線を北上して、音威子府よりかつて分岐していた天北線という路線の廃止転換バスに乗って稚内へ。稚内より再び宗谷本線で、旭川まで戻ってきてもう一泊。3日目は旭川から網走を通って釧路に到着するだけで一日が終わり、4日目は釧路から帯広を通り過ぎて根室本線で唯一乗り損ねている新得-東鹿越(災害によりバス代行中)に乗って、帯広まで戻ってきて一泊。5日目は初っ端から路線バス(広尾線という路線の廃止代替バス)に乗り、さらに乗り継いで襟裳岬を通過し、様似。様似からは日高本線ですが、こちらも災害により列車は動いておらず、代行バスを乗り継いで鵡川まで向かい、鵡川からようやく列車に乗って、札幌まで移動し一泊。6日目は北東パスのオプション券という制度、簡単に言えば効力と範囲限定で特急に乗車可能な切符(別料金)を使い、新函館北斗まで特急、そこから新幹線に乗り換えて、青函トンネルを通り本州入り。本州に入って最初の駅で乗り換えて津軽線という路線を潰し、弘前まで移動して一泊。7日目は五能線や男鹿線に寄り道しつつ、日本海沿いを南下して新潟まで。8日目は新潟付近の弥彦線に寄り道した後、日本海沿いを西進して京都へ。ここで解散し、自分はそのまま大阪に戻る、という感じになっています。
めっちゃ長くなりましたが、まあそれも当然。前代未聞の8日間旅となっています。おまけに所々で長距離路線バスに何時間も乗車しており、お前は鉄道に乗りに来たのかバスに乗りに来たのかどっちだ、という感じになっています。一応捕捉しておくと、全てのバスは鉄道に関係するものであり、あくまで鉄道関係に乗りに来ました。

※写真はクリックで拡大できます。もしクリック出来ない場合は、前後の写真をクリックすると関連写真的な感じで拡大写真を見ることが出来ます。
 なお、今回の7日目より写真共有サービスをフォト蔵からFlickrに変更しています。

目次

旅の前に当時の状況記録として、2020年に発生した新型コロナウイルスによる影響について、簡単に記しておきます。
新型コロナウイルスと称されるウイルス(以下コロナ)は2019年末頃から中国で流行し始め、2020年には世界中で大流行。各地で緊急事態宣言が出され、日本でも2月下旬からイベントの開催自粛や学校の一斉休校が呼びかけられるように。3月時点で不要不急の外出は控えるよう国民に要請が出されており、混乱もあったため、私も2020年春旅は中止としました。
4月から5月にかけては日本においても緊急事態宣言が発せられ、その後も一日当たりの新規感染者数の増減を繰り返しながら数ヶ月。一時期のような一切外に出るなという程ではなくなったものの、外出時はマスクがほぼ必須という新常識が誕生。
そして外出自粛要請により、飲食観光業を中心に経済的に大打撃を受けた事から、政府はGoToキャンペーンなるものを開始。いくつかの種類があり、このうちGoToトラベルは、旅行代金が35%オフになりさらにクーポン券が付いてくる、というもの。そのような経済回復策も打ち出されしばらくが過ぎた2020年12月。再び感染が拡大し始めたのが、旅の直前でした。GoToトラベルは感染が拡大してる一部地域で一時停止となり、さらに年末からは全国で一時停止となる予定。大阪へ戻る最終日の晩からGoToトラベルが全国で一時停止されるという、ギリギリ滑り込みなタイミングとなりました。生真面目な事を言えばそんなタイミングで行くなという感じなのですが、既に動き始めちゃっていたのでどうしようもありませんでした。

前置きはそのくらいにして、出発です。

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まずやってきたのは、JR大阪駅ではなく、その近くの地下にある、阪神電鉄の梅田駅。なんか最近「大阪梅田」に改称したらしいですが、そんな事は知りません。ここは阪神梅田駅です。
最終日以外は北海道&東日本パスを使用するのですが、その名の通り、主な利用可能エリアはJR北海道とJR東日本管内。JR西日本エリアである大阪近郊では使えないどころかそもそも売ってないため、空港までは普通に正規運賃を支払って移動する事にしました。
今回利用するのは神戸空港。正規運賃で大阪から神戸へ移動するのであれば、JRより阪急及び阪神電車の方が安いため、今回は阪神電車を選択しました。ICOCAをタッチして改札内へ入ります。

阪神直通特急 大阪梅田→三宮

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ホームに向かうと列車が停車中。まだドアは開いていません。今回最初に乗るのは阪神から山陽電車に直通する、そのまんまの直通特急、山陽姫路行。阪神電車や山陽電車では有料列車を運行していないため、特急と名が付いていても運賃以外の特別料金はかかりません。

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地下のホーム、その両方に同じ車両が停車中。阪神電車と山陽電車は相互乗り入れを行っており、今ここにいるのは両方とも山陽電車の車両です。時刻は6時前で、通過運転を行う優等列車はここにいる6時発の直通特急が一番列車です。

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1番線より発車しますという張り紙があるという事は、1番線に入る列車は比較的少なめ、という事ですね。朝はともかく夕方には割と本数があるようですが。

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ブレーキテスト等、出庫点検が目の前で、というかホームの両側で行われていました。という事はこの2列車はここで一晩を明かしたのですね。
それらが終了した後、運転士が線路に降り、長い棒を取り外してホーム下に収納。恐らく手歯止め(一晩の間に車両が勝手に動いてしまうのを防ぐ器具)ですね。まさかそんなところに収納していたとは。
この後ドアが開き、乗車。とりあえず毎度お馴染み一番前を確保。

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6時丁度に出発。少し地下を走り、その後高架へ。冬らしく、6時過ぎでも外はまだ真っ暗です。
その後は特に何事も無く。強いて言えば、さっそく寝落ちていたくらいでしょうか。というのも、前日は寝るのが早すぎたためかたった2時間で目が覚めてしまい、その後も寝付けず結局23時半頃に活動開始しており、夜が明けるこのくらいにはまあとても眠い。よく三宮でちゃんと降りられたなというくらいがっつり寝てました。

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またも地下に突入し三宮で下車。改札を抜け、乗り換えのため地上へ出ます。

ポートライナー 三宮→神戸空港

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こちらもICOCAをタッチして、空港へのアクセス路線でもあるポートライナーに乗車。結構乗っていたものの、満員という事はなく座席も確保出来ました。一安心。

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時刻は7時前、ようやく明るくなってきました。線路ではなく専用路の上をゴムタイヤで走りますが、これもちゃんとした鉄道です。

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こちらは運転席、ですが誰も座っていません。一番後ろというわけでもなく、ちゃんと先頭です。ここ、ポートライナーは無人自動運転を実施しており、通常時は運転席も通常の座席として使われています。しかし写真中央のカバーの中にはちゃんとハンドル等の運転機器があり、非常時や訓練時にはここに運転士が座って手動運転が行われる、らしいです。見た事ありませんが。

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とびきり大きな橋を渡ると、いよいよ神戸空港。乗客は半分くらい途中で降りていったため、割とガラガラです。

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港のような場所と船を発見。そう言えば神戸空港と、同じ海上空港である関西空港を結ぶシャトル船がありましたね。その発着場でしょうか。

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左側に飛行機を見ながら最後のカーブを曲がり、終点、神戸空港駅に到着。

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世間は間もなくクリスマスという時期であるためか、なんかそれっぽいものがありました。

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今回の相方さんは駅のゴミ箱というものも趣味にしており、その話をかなり聞いた影響か、ゴミ箱に目が行くようになってしまいました。大丈夫、まだちょっと目が行くだけです。

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空港駅らしく通路が広めな改札を抜けると、出発口がある神戸空港2階に段差無しで直結しています。私も今回ゴロゴロと大荷物を引っ張っているため、とてもありがたいです。

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入ると左側にANAの、右側にスカイマークのカウンターがあります。今回は前に起こったような欠航は無い様子なので、事前に予約していたスカイマークの方へ向かいます。
自動チェックイン機を利用してチェックイン手続き。搭乗券と、預ける荷物に付けるタグも一緒に出てきます。荷物にタグを付ける作業は通常ではカウンターで係員がやってくれるのですが、ここスカイマークでは自分で取り付けます。自称はしていないものの、サービスを削って運賃を下げる、LCC(格安航空会社)の一種と私は捉えています。
2010年前後に登場したLCC(私がよく利用するPeach等)に比べスカイマークは1998年に運航を開始しており、サービスも最近のLCCに比べれば良いです。特に大きいのが、荷物。機内に持ち込むものはともかく、預ける荷物は、最近のLCCは有料オプションとなっている上に制限が厳しいのに対し、スカイマークは大手(ANA等)とほぼ同じ水準となっています。特に今回の私は、8日分の荷物のためこれまでで最も重くなっており、リュック9kg、ゴロゴロ9kgという大変な事態になっています。Peachを選択していた場合、荷物の調整を行わないと飛行機に乗れなかったというのもあり、今回スカイマークを選択しました。何より、空席によって変動する運賃そのものが一番安かったのです。

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チェックインが終わったら、さてどうしたものかとうろうろタイム。特に飛行機搭乗に関してはかなりの余裕を持たせているため、スムーズに事が進むととっても暇になります。だからって保安検査場の写真を撮るのはどうなんでしょう。
結局、さっさと中に入ってしまうかという考えになり、まずは手元で転がしてる荷物を預けるため手荷物カウンターへ。

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カウンターで受付を行い、その後は順路に従って荷物をX線検査機に通してもらいます。

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何事も無くクリアし、よく分からない空間を通ってさっきの場所に戻ります。

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なんとなくで、3階の屋内展望スペースへ。飛行機の時間としてはほぼ朝1番という事もあり、またスカイマークの拠点空港でもあるため、多くのスカイマーク機が並んでいます。

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神戸空港は発着枠が制限されているため総数こそ多くないものの、それでも朝ラッシュという事もあり多くの便が集中的に出発する予定になっています。

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いくつか小さな会社も就航しています。それにしても朝焼け綺麗ですね。

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ANA機が離陸していきました。満足したので戻ります。

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2階にはコンビニ、ファミマもあります。が、食料は既に調達済みです。

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さっさと入ってしまうかという事で、保安検査場へと向かいます。いわゆる金属探知機の場所ですね。服に固定してる金属製品が多いため、取り外し、再取り付けには毎度時間がかかります。トレーは毎度、ポケット等から出した小物と、リュック用の2つ使っています。

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今回も特に引っ掛かる事もなく無事通過。取り外した諸々を取り付けて、中へと入ります。PCスペースと並んで公衆電話も置いてありました。

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搭乗口付近にて待機。出発は8時過ぎですが現在時刻は7時半と少し余裕があったので、机のある場所でスマホと、今回導入した折り畳み式無線キーボードを取り出し、ちょこっとチャットをして時間を潰します。スマホ不慣れ勢としては、物理キーボードがあると文字を打つスピードが全然違います。

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お、搭乗予定時刻が出ましたか。そろそろですね、支度をしましょう。

スカイマーク171便 神戸空港→新千歳空港

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通常、飛行機の搭乗というものはまず障害者や子連れ等、時間のかかる「優先搭乗」が行われた後、窓側、奥側、手前側と順番に案内され乗り込む「分散搭乗」が行われるのですが、この日は優先搭乗が終わった後、窓側が先になどという案内がなく、全員どうぞという案内に。若干油断していたため、微妙に出遅れました。

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ボーディングブリッジを通り、機内へ。私は相当奥の窓側を取っていたので、さっさと着席します。

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席に着き、リュックは前の座席の下へ押し込みます。どうせ暑くなるので上着も脱いで一緒に前座席下へぐいぐい。窓の外では乗客が預けた荷物が運び込まれていました。
それにしても、なんだか乗客が少ないような?

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ドアが閉まり、プッシュバック。これより電波を発する機械の使用は禁止、つまり機内モードのお時間です。
飛行機が動き出したという事は全員の着席が完了したはずなのですが、私の周囲は横どころか前も後ろも、誰もいません。この飛行機は横3+3の座席配置となっているのですが、自分が座ってる場所を含む前後周囲9席には自分1人だけのようです。コロナで人の移動が減ってるのもあるのでしょうが、それでもここまで人減りますか。これまではギッチギチの飛行機しか乗った事がなかったので、とても新鮮です。何より横を気にしなくていいのは超楽。

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飛行機は滑走路へ向け自走を始め、機内では安全や緊急時の対応の説明などが行われています。後ろにはソラシドエアの飛行機がくっついてきます。

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滑走路に入りました。

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そのまま一気に加速し、ふわっとした感覚と共に離陸。この衝動強い時に横向いて写真なんか撮ってるから毎度飛行機酔いするんです。

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神戸の街を見下ろしながら高度を上げていきます。

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ピンぼけしてますが、山陽本線が写っています。京阪神では珍しいというかほぼ唯一と言っていいレベルの海の真横を走る区間であるため、とても印象的な須磨-塩屋間です。

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こちらは明石海峡大橋の真上になります。線路と橋の交差点には高速バス停が設置されており、この前お使いのため四国に行った時に使いました。

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こちらは明石上空。明石焼きの明石です。東経135度線上には明石市立天文科学館があり、なんとか上から撮ろうとトライ。結果として、2枚目の右上隅にちょこっとだけ写り込んでいました。いやまあ普通に無理です。

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飛行機は北方向に旋回し、近畿の上空を縦断していきます。

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山より低い場所に雲が。雲海と言っていいのでしょうか。

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遠くに突出した山が一つ。まさか富士山? 適当に申しておりますが、見えるものなんでしょうか。

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再び海に、恐らく日本海に出てしばらくすると安定飛行に。出発時に強風で揺れるかも知れないというアナウンスもありましたが、特にそんな事もなく。
程なくして機内サービスであるキットカットが配られました。何でもコラボしてる関係で、無料配布してるのだとか。ちなみにコーヒーも無料でしたが、私は飲めないのでお断り申し上げました。

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しばらくすると、雲しか見えないいつもの光景に。音楽プレーヤーを取り出して適当に聞きつつボーっと過ごしておりました。

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たまに雲の切れ目がありますが、どこだかさっぱり分かりません。

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時間的に考えると、見えてきたのはたぶん北の大地ですね。

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高度が下がり始め、雲を突っ切ります。こちらでも特に揺れる事はなかったため、天気は比較的良い様子。

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雪が見えたところで、大きく左に旋回。いつもなら南から北に向かって着陸する事が多いのですが(=北風)、今日は北から南へ向かう様子。と言う事は南風が吹いてるのでしょうか。

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高度が下がり、フラップも出てきました。

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奥に、新千歳空港に隣接する千歳飛行場のような設備が見えます。

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そして新千歳空港のターミナルが見え、次いで着陸。全ブレーキを使って全力で減速します。

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滑走路横にある除雪隊用車庫を見つつ、滑走路を外れ誘導路へ。ターミナルへ向け自走しますが、この方向で着陸するとターミナルまでは若干距離があるのでもうしばらくかかります。

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着陸が終了すると携帯を含め全ての電子機器、通信が許可されるので機内モードから回復させつつ、毎度お馴染み気圧差によるペットボトルを撮影。

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スカイマークの定位置は手前側のため、思ったより早くターミナルが見えてきました。

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同じスカイマーク機の横に到着。こちらの翼にはハートが描かれていますが、向こうさんはさくらんぼなんですね。

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飛行機が停止し、扉が開きました。ほぼ一番後ろに座っているためどうせ降りるまで時間がかかるので、手荷物が取り出されるのを見ながらしばらく待機。

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と思ったのですが、やっぱり乗客は少ないようで、混雑は早々に解消されました。というわけで飛行機を降ります。おお冷える冷える。

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ターンテーブルのとこまで歩いてくるとちょうど回り始めたところでした。その熊、必要ですか?

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自分の荷物が割とすぐに出てきたので、回収して軽くチェックをしてから出口へ。列車の発車標が設置されています。

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とりあえず、合流地点である駅付近の待合室へ向かいます。ほう、途中まで動く歩道で、途中からエスカレーターになるのですか。の割に、下側の乗り降り場所に若干の平坦部があったりはしないんですね。

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地下に入り、駅付近の待合室に到着。無事合流出来ました。とりあえず、飛行機酔いが思ったより残っていたのでしばらくぐったりとさせてもらいました、30分ぐらい。元からここの出発時刻にはかなり余裕を持たせておいたので。

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とりあえず券売機で今回の旅でメインで使う切符「北海道&東日本パス」を購入。
発売期間限定で普通列車のみ乗り放題という青春18きっぷと似たような切符ではありますが、利用可能エリアがJR北海道とJR東日本、そのエリア内の一部三セク鉄道となってること、好きな5日間ではなく連続7日間の利用であること、設定されているオプションなど、よく見るとかなり違います。あと自動改札機が利用可能なのが地味に嬉しいですね。

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空港内のコンビニで少し買い物をしてから、駅に戻ってき改札内へ。地下なのに雪ががっつりある辺り、雪国に来たんだなという感じがします。

快速エアポート 新千歳空港→南千歳

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停車していた列車に乗り込みます。元の予定では札幌へ向かい、札幌の地下鉄を全て乗り潰すつもりだったのですが、思ったより飛行機で体力を持っていかれておりそんな元気はなかったため、協議の結果とりあえず苫小牧に向かう事になりました。

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空港への線路は単線となっているため、対向列車がやってきてから停車中の列車が出発となります。単線という理由の他に、こうする事で常に1本は列車が停車しているようになるため、客がホーム上で待機するという事がほぼ発生しないため、ホームのサイズを最小限に出来る、というのもあります。

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隣の南千歳で乗り換えです。ホームにもがっつり雪が積もってる、いやー雪国雪国北海道。まあこの程度でがっつり積もってるなんて言ってたら怒られますが。

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改札口など、本州ではありえないところに扉があるのも北海道。

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苫小牧行の普通列車を待ちます。

普通 南千歳→苫小牧

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やって来まして、乗車。なお今回は、二人旅という事もありほとんど路線については既に乗ってるというのもあるため、先頭にはあまりこだわっていません。ここでも先頭でない車両に乗車です。

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沼ノ端。一応分岐駅なのですが、この駅を拠点とする列車はなく特急も通過するため、分岐駅接続駅乗換駅という印象がほぼ無いです。あと、「沼の底駅」を連想する事も多いです。

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ホームも雪まみれの場合が多いため靴にも雪が付着し、それが車内に持ち込まれる事はよくありますが、これ転がってるの氷じゃないですかね? いや、似たようなもんですけども。

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南千歳から20分ほどで苫小牧に到着。

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側線には、これから投入される新型車両、そして恐らく置き換えられる側である、客車にエンジン付けて気動車に改造したキハ143のトップナンバーなどがいました。

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到着した列車は折り返し札幌方面に向かいますが、何やら専用の道具で雪かきをしていました。そういう道具あるんですね。

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相方に注目ポイントだよと教わり撮影。苫小牧駅のゴミ箱は注射器ゴミ捨て禁止のステッカーがでかでかと貼られています。なぜ注射器?

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苫小牧でしばらく乗り換え待ちとなったのですが、相方曰く近くに廃線があるよとの事で、連れられて少し歩く事に。途中JRのマークが入った倉庫(車庫?)がありました。

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見えてきました、こちらの踏切が廃線だそうです。一旦停止と書かれていますが、今でも停止する必要があるのでしょうか。

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枕木を積んだものと車止め標識がある事から、確かに列車が通れる状態では無いようです。
調べてみたところ、こちらは王子製紙苫小牧工場専用線と言うようで、要するに工場で生産された紙製品を運び出し全国に輸送するための貨物線だったそうです。廃止は2017年頃とのこと。

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反対側、苫小牧駅方面。駅から割とすぐの場所で分岐していたようです。

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ちょうど大型車が工場に入っていきました。現在はトラック輸送となっているのでしょう。
このように工場に直結し中まで入っていく線路を専用線と呼びますが、その数はどんどん減っています。

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適当に線路の方の写真を撮りながら駅に戻ります。なんか古いコンテナもありました。

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途中、先ほどのJRシャッターの近くに「国有鉄道」と書かれた石標?を発見。一体いつのものでしょうか。ここを歩いた事のある相方も「知らなかった、よく目がいきましたね」と言っていました。

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駅に戻ります。途中の通路で監視カメラっぽいものを見つけたのですが、あなたはいったいどこを監視しているのですか? 雨漏りでもあるんですか?

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次に乗る列車までまだ時間があるため、適当に写真を撮りつつしばらくベンチで待機。

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キハ281系による特急北斗。昔から乗りたいと思っているのですが、そろそろ廃車になりそうな気配がしてるので本当に乗りたいならかなり急がないとまずいです。

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そろそろ時間という事で、改札を通ってホームへ。とりあえず座席を確保して荷物を置いてから色々撮るため再び外へ。おや、2両編成ですか。

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と思ったら「締切回送」の文字。後ろの車両は回送車だったようです。

普通 苫小牧→岩見沢

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というわけで特殊塗装の前の車両に乗り込みます。

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車内は基本的に4人向かい合わせのボックスシートですが、スペースの関係で二人掛けもあったりします。

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車内に掲げられているもの、天井も適当にパシャパシャ。順番に、外国人向けのJR北海道路線図、日高本線のバス代行輸送の案内、JNRの表記が残る扇風機、ベンチレーター(通風器)。

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ここ、室蘭本線も全線乗ってるので、今回は座席でまったりです。

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途中、追分駅。特急街道である石勝線と交わる駅です。

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古山駅。苫小牧では0だった雪が増えてきました。

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岩見沢まであと1駅、志文駅にて、何やら長時間停車。行き違いでもあるのかと思いきやそんな事もなく、耳を澄ませてみると、何やら無線交信が行われてる気配。
その後車内放送が入り、岩見沢駅で除雪作業を行ってるため、作業完了までちょっと待ってねとのこと。ワンマン運転のため、トイレついでに運転士に聞いてみたところ、1時間ぐらいかかるんじゃないかなという話でした。列車の停車中は扉が開いているものですが、乗降もなく長時間待つ事になるためか、早々に扉は閉めていました。
しばらくして、運転士が客室にやってきて乗客全員(総勢4人)に、この後大丈夫か、急ぎならタクシーとか手配するけども、といった内容の聞き取りをしていました。我々はまだ時間に余裕があり、他の人もそこまで急いでいない様子だったため、特にタクシーが手配される様子もなく。それでもそのように確認を取ってくれるのはとてもありがたいです。

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それでも外はどんどん暗くなり、雪が積もっていきます。
この前日までの数日間、北海道岩見沢では例年の2倍以上の積雪となる大雪となっており、連日運転見合わせが発生する程の事態になっていました。今日は比較的天気が良くダイヤの乱れも少なかったのですが、相方の早めに岩見沢は抜けた方がいいのではという勘は当たりだったようです。
定刻から約50分して、運転再開。

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約52分遅れて、岩見沢駅に到着。ホームもこの有様です。

普通 岩見沢→旭川

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乗り換え予定の列車の発車時刻は過ぎていたのですが、ポイント不転換(動かなければいけない線路が動かない)という理由でこちらも発車が遅れていたようで、なんと乗り継ぐ事が出来ました。さすがに列車正面を撮ってる余裕はありませんでしたが、乗り込んでから周囲を撮るくらいの余裕はありました。

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およそ7分遅れて、岩見沢を発車。雪がすんごいやんばいです。

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この区間も乗った事がありかつどうせ雪で前が見えないだろうと座っていました。途中駅もホームがこの始末。ただ車内は超暖かく、ちょっと寝てました。

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そして北海道の日の入りは早く、深川に到着する17時前どころか16時頃から既に暗くなっていました。その深川のホームもこの雪の量。北海道パネェ。
深川から旭川の間は普通列車で移動した事も前を見た事もなかったため、ちょこっと立ちます。

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深川から先は比較的トンネルの多い区間。そうでなくてももう夜のためほとんど見えませんが。しかし積雪は物凄いものの、降雪はほとんどなく。どうやらこの時間、岩見沢で集中的に降っていたようです。

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伊納駅。利用者減少に伴い、次の春に廃止予定となっています。

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雪が扉付近のカーブに沿って積もっています。なんじゃこりゃ。

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架線柱にも容赦なく積もる雪。柱だけでなく架線(電車に電気を供給する電線)にも積もるため、寒さ対策と合わせて雪国では電化に対するコストが暖地より高くなっています。

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雪と暗さで全く分からないものの、高架となってる駅に到着。

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岩見沢から1時間半、終点旭川に到着。まるで夜中のような雰囲気ですが、まだ17時過ぎです。

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謎の作品たちを見つつ、高架化によって超綺麗な改札を抜けます。本日の列車はここまで。
なお、大雪の影響で到着が数分遅れた他、特急にも遅れが生じており、特急の運休も発生していました。

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運賃表。駅がどんどん廃止されるため、その時のものを記録しておくのは重要です。新千歳空港等、重要な駅は遠い場所でも特別に描かれている事が多いです。

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駅直結のイオンに入り、フードコートで晩御飯。北海道ですが醤油ラーメンにしました。680円ながらボリューミーでとても良かったです。

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晩飯を済ませた後、イオンの食料品売り場で食料と、安いために重宝してるプライベートブランドのお茶を大量に購入し、重くなったにも関わらずこの雪でまともに転がらないゴロゴロを文字通り引きずって、今日のホテルへ向かいます。

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チェックインを済ませ、19時過ぎに本日の寝床に到着。前に旭川に来た時にも利用した宿です。マスクが置いてありました。

私にしては珍しく晩飯は済ませたので、さっさと風呂を済ませ、持ってきた折り畳みキーボードを使ってスマホに今日の記録を残し、ゲームのノルマも終わらせ、21時に就寝。
上の方で書いた通り今日は完全に寝不足状態で行動しており、さらに明日もトップクラスに早いため、さっさと寝るに限ります。


その2→

 

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