2017年夏季 大井川鉄道

その1

2017年の18きっぷの旅。2回目は大井川鉄道となっています。が、実は当初の目的地は東京だったり。
元々は、東京に知人が数名来るという話を聞き、あれこれとやり取りしてるうちになぜか私も参加する事になりまして。知人のうちの一人が大阪を通る夜行列車で東京へ向かうというので、ならその夜行列車に突撃してやろうじゃないか、という事がノリで決まってしまい。それ自体は構わないのですが、ついでにどこか行けないかなと考えたところ、大井川鉄道という私鉄がちょうど良さそうという事になりまして、そちらを組み込む事に。日数的には大井川鉄道の方がメインなので、タイトルはそちらにしようと、そうなったわけです。
大井川鉄道は名の通り静岡県を流れる大井川に沿って走る鉄道で、現代日本においては珍しくほぼ毎日SL列車を走らせてる事で有名です。他にも色々と鉄的に面白い路線で、一度行ってみたいと前々から思っていました。ところで、昨年も誘惑されて知人に会うついでにSL乗った事があったような……。

そんな今回のルート。
まず大阪から夜行列車に乗り込み、東京へ。夕方頃まで知人数名と駄弁った後、東京から静岡に移動して一泊。2日目、大井川鉄道へ向かい、一日かけて端から端まで乗り通して、静岡でもう一泊。3日目、再び大井川鉄道で、今度はSL列車に乗ってから、大阪へ帰る、という2泊3日となっています。車中泊を入れると3泊3日というよく分からない事になっていますが。
大きく見ると東海道を1往復するだけなはずなのですが、行きの列車や途中の寄り道が普通じゃないです。
なお、大井川鉄道は本来、大井川「鐵」道という漢字を使っていますが、こちらのサイトでは「鉄」の字で表記します。

※写真はクリックで拡大できます。もしクリック出来ない場合は、前後の写真をクリックすると関連写真的な感じで拡大写真を見ることが出来ます。

目次

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いつもと同じ大阪駅よりスタート。なのですが、大阪駅にしては人が少なすぎますね。外も真っ暗ですし。

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いつもの始発時間帯で、早朝すぎて暗いというわけではなく、今回はむしろその逆。時刻は0時過ぎの、「終電」時間帯です。
終電が近いほか、方面によっては既に運行が終了しているため、行先標に表示される列車も少なくなっています。人が少ないのも同じ理由で、単にもう乗る列車が無いのです。

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何でそんな時間に大阪駅にやって来たのかというと、「特急サンライズ瀬戸・出雲 0:34発 東京行」というこの列車に乗るためです。
以前にも一度乗ったサンライズ出雲という夜行列車ですが、山陰を19時頃に出発し、岡山の時点で22時半。大阪には0時半に到着し、東京に朝7時に終着するというダイヤになっています。終電時間帯かつ片道ではありますが、一応大阪→東京を寝台列車によって移動する事は可能なようになっています。
そんな寝台特急ですが、行先標の表示によると、大阪駅の次の停車駅は静岡駅。そして車内設備は寝台車のみ、1〜14号車とのこと。

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というわけで、大阪駅の一番北にある、特急専用の11番ホームへ。

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乗車口付近には列車名と号車、車内設備が表示され、乗車位置と分かるよう青色の光が点滅するようになっています。

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大阪駅の他のホームは白色の照明ですが、特急専用のこのホームだけは電球色と言うんでしょうか、少しオレンジっぽい色になっています。極彩色モードで撮ると、より分かりやすいですね。

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まだ時間があるので少しうろうろ。11番ホームは大阪駅では唯一のホーム片方にのみ線路がある構造で、逆側は基本的には壁。場所によってはガラスで改札外が見えるようになっています。

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おや、隣のホームに回送列車が。普通電車用の車両ですね。

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小さな売店タイプのほか、コンビニタイプのものもホーム上にあります。時間が時間のため閉店してますが。

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この先関係者以外立入禁止となっていますが、「特急サンライズ号にご乗車のお客様は、ご通行ください。」と書いてあります。これは、日中このホームに発着する列車が最長でも12両なのに対し、1日1本のみのサンライズはそれよりも長い14両編成であるためです。この先の2両分はサンライズ専用というわけですね、ちゃんと2両分あるのかどうか知りませんけど。
そのホーム終端部には14の文字が書かれています。これは車掌用のもので、この場所に列車の終端部があれば、既定位置に停車しているという目印です。

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大阪駅にはホーム全体を覆う大屋根がありますが、この辺りはその屋根から外れていますね。

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二つ隣のホームに最終の新快速が入線。早朝や深夜は乗客も本数も少なくなるため、このような快速系統はあまり運転されず各駅停車ばかりになる傾向がありますが、近畿の東海道山陽線はそうでもないようです。実際この新快速、夜行特急を除くと最終の1本前ですし。

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ちょこっと戻ると、日中運転される金沢方面行の特急「サンダーバード」用の車掌用停止位置目印。12両になるのは特に乗客が多く増結される場合のみで、普段は9両なので、サンライズ用の「14」以上に使われていないと思われます。
さて、まだ時間ありますし、冷房が効きすぎて窓が結露してる待合室で座って待つとしますか。大阪駅からサンライズを利用する人は一定数いるようで、待合室内にもそこそこ人がいました。

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しばらくして、放送と共にやたらと側面が暗い列車が見えてきました。

寝台特急「サンライズ出雲」 大阪→東京

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高松を21時半に出発した「サンライズ瀬戸」と、出雲市を19時前に出発した「サンライズ出雲」を岡山で連結した「サンライズ瀬戸・出雲」号の到着です。3枚目がその連結部ですね。

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今回は後ろ側に繋がってる「サンライズ出雲」に乗車です。1日1本しか運行されないためか、サンライズしか停車しない部分は電光式ではなくホームに貼ったシールで乗車位置が案内されておりました。
ダイヤ上は大阪駅に2分間停車するため、一番後ろで写真撮ってからでも間に合うと考えていたのですが、微妙に遅れているためすぐに発車するという放送が入り、断念。近くの1号車から車内へ。

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車内は全てが寝台で当然ながら全席指定なので、事前に指定を受けた自分の寝台へと向かいます。

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程なくして出発。ホーム上には駅員や交代したのであろう運転士さんのほか、見送る一般の方もいました。
大阪駅を最後に出発する列車はこの「サンライズ」だったりします。この後に何本か列車がやってきますが、それらはすべて大阪駅終着です。

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そんな最終列車が14両分の長いホームを抜け、大阪駅を出発。梅田の街を後にします。ホームを抜けるとすぐに車掌が切符の確認(検札)のためにやってきます。時間が時間ですし、大阪から乗った人はすぐに寝たいですからね。
乗車券と寝台特急券を見せて検札を通過。青春18きっぷの旅ですが、青春18きっぷでは特急列車には乗れないため、この最初の一本のみ正規の普通乗車券で乗っています。

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サンライズは、全寝台が個室となっており、その大部分が一人用個室です。扉を閉めて室内照明を落とすと室内は真っ暗になるため、照り返しを気にせず夜の車窓を撮る事が出来ます。
真っ暗で分かりにくいですが、淀川を渡っております。

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淀川を渡ると見えてくるのは新大阪駅。新幹線接続駅で在来線の上の新幹線ホームに停車(留置?)中の新幹線車両が見えますが、サンライズはなんと通過。いくら新幹線接続駅と言えど、深夜となれば通過するのが夜行列車です。

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個室内の様子。入口は引き戸で、中はほぼベッドとなっています。スリッパ、コップ、ゴミ箱に、掛け布団、枕、寝間着が付いています。

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大阪から東京までフルに寝ても6時間程度しかないのでさっさと寝ようと思っていたのですが、景色を見るとなんとなく京都の気配。
そのまましばらく見ていると、コンテナが山積みになってる貨物駅が出現し、続いてSLが大量に収容されてる扇形車庫が。旧梅小路蒸気機関車館、現在の京都鉄道博物館です。となると、京都駅もすぐそこですね。さすが最高130km/hで走る日本一速い寝台列車です。

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1分程度で京都駅のホームが見えました。特急「はるか」や山陰本線が発着するあたりのホームは既に照明が落とされていますね。
時刻表上では通過となっていても乗務員の交代他で停車しながらもドアは開かず客扱いはない「運転停車」というものが存在するため、京都駅には運転停車するのだろうかと思っていたのですが、結果は一切停車せず通過。しかも、ホームに面してない通過専用の線路を通っての通過です。
京都駅は在来線どころか新幹線も全列車が停車する駅なのですが、深夜の「サンライズ」は通過線を通過するとは、知りませんでした。この通過線を通る事になるなんて、貴重な体験ですね。まあ実は既に一回通ってるのですが、寝てただけで。

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中央改札口の目の前を通り過ぎ、ホームも終わって京都駅の通過が終了。今度こそ寝ましょう。

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寝ようと思ったものの寝られず、走行音と振動だけを感じること約40分。大阪駅を出て1時間以上走りっぱなしだった列車がようやく停車しました。左側に新幹線ホームがあるという事は、米原駅ですね。
東海道本線ではJR西日本の終端で、ここから先はJR東海となるため、乗務員交代の運転停車です。

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乗務員の交代が終了して出発。北陸本線を乗り越え、JR東海区間へと入り、ついでに130km/hで走行出来る区間も終了。いい加減寝ましょう。

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何かと刺激に敏感な私が常に揺れる列車内でぐっすり眠れるわけもなく、いつも通り寝て起きてを数度繰り返していると、とある駅で停車。こちら側にホームがないためどこの駅かは分かりませんが、駅前はかなり立派ですね。
後で調べてみると、停車したのは静岡駅でした。そりゃ立派なわけだ。ていうか、運転停車じゃなくて通常の客扱いのある停車だったんですね。

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朝5時、富士駅付近で起きる事に。あれ、3時間も寝てないんじゃないですかね。

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朝日は綺麗でちょいちょい極彩色モードも挟みますが、この辺りで見えるはずの富士山は上空が曇ってるため残念ながら見られず。

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岳南電車が接続する吉原駅を通過。

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富士山かどうかは分かりませんが、大きな山っぽい陰は見えました。
なんかだんだん東側から晴れてきたなと思いましたが、そうじゃなくて、単に雲以上のスピードでこの列車が東に移動してるだけなのでしょうね。

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ふと頭上を見上げると、現在進行形で発生している飛行機雲が。どんどん長くなっていきます。サンライズの車両は2階建てで、2階の部屋は天井の一部まで窓があるため、真上を見る事も可能なのです。

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やがて飛行機は太陽の方へ向かい、雲は途切れてきました。中々いい写真が撮れたと思います。

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沼津駅手前にある細長く広大な空き地。「車両基地予定地」という看板が一つ立ってました。
どうやら沼津駅とその周辺を高架化する計画があるらしく、それに合わせて移転する沼津駅の貨物駅機能と車両基地機能、その移転先用地のようです。

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また雲が近付いてるような。どうもすっきりしませんね。

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5時半、沼津駅に到着。JR東海の駅ですが、朝晩には東京方面との直通列車が存在するため、JR東日本のグリーン車付き電車も何編成か留置されています。
既に各停車駅では客扱いが開始されていますが、まだ早朝と言える時間帯のため車内放送はなく、駅に到着すると静かにドアが開くのみです。

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少しすると新幹線と並走するように。しかしすぐトンネルに入ります。

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トイレに行くついでに周辺をちょこっと撮影。トイレはドア付近のデッキに2つあり、また洗面台も2つあります。

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客室はこんな感じ。二階建てのため端に階段があり、廊下は中央。その両側に個室が並んでいます。

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室内側のドアノブ付近。ドアノブをさらに閉じる側へ倒す事による電気的な鍵と、物理的な鍵の二つがあります。電気鍵は外からでも暗証番号を設定する事でロックする事ができ、外出時にも一定のセキュリティがあります。
ところで上の方の物理ロック、電車のトイレの鍵と全く同じですね。いやまあ役割も全く同じですし当たり前っちゃ当たり前なんですが。

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鍵を撮ってる間に列車は長いトンネルを抜け、熱海に到着。左側には特急形車両が扉全開で留置されています。
扉の動作確認とか換気とかちゃんとした目的があるんでしょうけども、私的には虫が入るのでちょっと……。

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熱海を出発。列車はJR東海からJR東日本の区間に入ります。また、熱海を出て数分走ると、静岡を抜けて神奈川県へと入ります。

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カーブとトンネルが連続する区間を抜けると小田原駅。新幹線や小田急、箱根登山鉄道、伊豆箱根鉄道等、多数の鉄道が集まるターミナル駅ですが、サンライズは通過です。

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やがて景色はどんどん都会になっていきます。この辺りでは、サンライズは朝ラッシュの邪魔をしないよう、東海道本線ではなく並走する東海道貨物線の線路を走っています。

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相模川を渡り、茅ヶ崎駅を通過。湘南ライナーに使うため小田原へ回送される、オール二階建て電車の215系や、相模線の電車がいます。

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日中は特急「踊り子」等で使われるこの特急形車両も、朝晩は湘南ライナーとして通勤客を運んでいます。
湘南ライナーとは首都圏で走る「ライナー列車」の一つ。ライナー列車は主に通勤時間帯に運行される快速列車で、通常の乗車券や定期券のほかに「ライナー券」という乗車整理券を追加で購入する事で乗る事が出来ます。この「ライナー券」は販売数が限られており、座席と同じ数しか販売されないため、確実に座る事ができ、特に朝の通勤地獄から解放されたい人が利用しています。一部を除いて座席指定は行われず、号車または号車と列のみの指定で、その指定の範囲内ならどの席にでも座る事が出来ます。
このように指定席ではないものの、座席と同じ数しか販売されず着席が保証されているため、定員制と言われています。

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撮ってなかった個室内の頭側。車内案内や操作パネル、冷房の吹き出し口などがあります。
さて、そろそろ出ましょうかね。

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サンライズにはトイレ洗面台だけでなくシャワーもあり、シャワーカードを購入する事で利用可能となっています。
そのシャワーカードですが、まあ朝になれば当然売り切れ、というか発売停止に設定されていてもおかしくないですね。投入金額のとこには「SALE」「End」が交互に表示されていました。

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A寝台個室や、逆に指定席券のみで横になれる「のびのび座席」(つまりは雑魚寝)などの車両を抜け、知人の乗り込んでる車両へ向かいます。

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知人の個室に到着し、ついでに横浜駅にも到着。ここまで来るとさすがに人多いですね。
知人に挨拶してお土産をいただき、駄弁りながら東京駅へと向かいます。

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川を渡り、東京都内へ入ります。

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終点、東京に到着です。

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朝ラッシュの東京駅に放り出されましたが、今回は一人ではないのでそのまま電車ひゃっほうするわけにもいかず。喫茶店に入って少し落ち着いた後に品川へ行こうという事になり移動開始。
今日は夕方から静岡へ18きっぷで移動する予定なので、この東京周辺でのぶらぶらの段階から18きっぷの使用を開始です。

普通 東京→品川

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写真を撮る暇もなく品川に到着。人の流れに巻き込まれてみたり。

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朝の品川を徘徊してみたり。駅前では何やらイベントの準備が進んでおりました。
結局どうする事も出来ず、ビルとビルの間にあるベンチに座って駄弁る事に。何で4時間以上の暇を潰すのに二人して無計画なんでしょうかね。言い訳をすると私は一人以外の時の暇潰し方法を知らないためなのですが。

京急 エアポート急行 品川→羽田空港国内線ターミナル

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結局2時間弱徘徊したり駄弁ったりした後、羽田空港へ向かう事に。知人の知人を迎えに行くためなのですが、どうせ私も暇ですし空港には少々興味があるので付いて行く事にしました。
京急もちょっと気になってた会社なので初めて乗れる、と思いきや、車両は相互直通運転を行ってる都営地下鉄のものでした。優等種別を中心にあっちこっちに相互直通運転を行っているため、車両に関してはほとんど運次第なんですよね……。

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どうやら直通先の北総だか京成だかで体調不良乗客救護により、少し遅れているみたいです。特に体感はしませんでしたが。

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「蒲田要塞」なんて言われる事もある京急蒲田駅。

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京急の本線と空港線の分岐点であり、本線の両方向から空港へ、空港から本線の両方向へ直通列車が設定されているため、高架化や立体交差どうこうの結果、2階と3階にそれぞれ3線ずつが存在するというわけの分からない事になってしまいました。
「エアポート急行」であるこの列車はここで本線から空港線へと入り、急カーブを通ります。その途中で京急蒲田駅の様子が見えるのですが、ああなるほど、確かにこれは要塞と言われてもおかしくない外観してますね。

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そうして列車は地上3階から2階、地平、さらには地下へと入り、終点の羽田空港国内線ターミナル駅に到着。エスカレーターで地上に上がります。京急線では当然青春18きっぷは使えないので、普通にICOCAで通ります。

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初めての羽田空港という事で色々と案内してもらいました。ていうか、何で空港の中に歯科医院とか神社とかあるんですか。

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こちらはトイレ。大荷物の持ち込みを考慮してか、めっちゃ広いです。

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また、トイレにはグルーミングルームなるものが併設されておりました。グルーミングとは身づくろい、身だしなみという意味らしく、要は着替えなどが可能な部屋、という事らしいです。

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こちらのカウンターはバスの案内所。ほんと、何でもありますね。というか、あっちこっちキョロキョロして写真撮りまくる私の行動ってどうなんでしょうか。まあいつもの事なんですが。

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長期休みの前後や、台風などの災害の時なんかによくテレビで見るような場所。それにしても天井高いですね。

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そのままエスカレーターでどんどん上へと上がっていきます。ふむふむ、吹き抜けを多くして自然光を取り込めばいいのですね(無駄に何かを学ぶ)。

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そうしてやってきたのは展望デッキ。空港はどこも広いですが、ここはより広い、というか密度が凄いです。

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何より飛行機の数が半端ない。ここから見える滑走路は現在着陸用として使われているようなのですが、ひっきりなしに飛行機が下りてきます。

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こちらが管制塔ですね。

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さらに上のデッキに来ましたが、なんかカメラっぽいものがいっぱいあります。分からない事だらけのこの巨大空港を知り尽くすと楽しいでしょうね。

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言ってるそばからまた着陸です。

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方角的には羽田空港から南西方向ですかね。河口を挟んで、工場地帯が見えます。

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空を飛ぶ飛行機を捉えるのは少し苦手。右上の方に小さく写ってます。特に都市部の空港では、空港周辺での急旋回を強いられる事が多いですね。

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満足したので展望デッキを後に。団体さんもよく見るなーなんて思いつつ、到着口付近でしばらく待機です。

その後無事合流。私以外の二人で昼飯に行くというので、私は一足先に品川に戻る事にしました。

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というわけで京急品川に戻って来ました。

京急 快特 羽田空港国内線ターミナル→品川

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快特の青砥行に乗車。車両は京成の3700形。京急「線」には乗れましたが、京急「車」には乗れず、でした。

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一人になった事で、遠慮せず先頭へ。羽田空港域を抜けると地上へ上がります。

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しかし駅を通過するとすぐに地下へ。なぜか一駅だけ地上駅となっています。

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地下に入って駅を通過すると再び地上へ上がります。

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さらに高架になりしばらく進むと両渡り分岐器が登場。この先は複線ではなく単線が二つ並ぶ「単線並列」区間となります。
詳細は長くなるので割愛しますが、左の線路を品川→空港と空港→横浜の列車が、右の線路は横浜→空港と空港→品川の列車が通るようになっています。というわけで、空港→品川に該当するこの列車はポイントを渡って右へ。

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左の線路は三階に入るため上り坂になっていますが、こちらはそのまま。そして物凄い急な右カーブに入ります。制限速度が35km/hとなってる上に摩擦軽減のための水まで撒かれていますね、相当です。
そんな物凄いカーブを通って京急蒲田に到着。

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横浜方面と空港を直通する列車はここで進行方向が変わりますが、品川方面はそのまま。

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二階で線路が収束した後、三階の線路と同じ高さになり、普通の複線に。

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「快特」は比較的停車駅の少ない列車ですので。どんどん駅を通過していきます。京急蒲田の次は品川まで止まりません。

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カーブが多めですが、スピードは100km/h近く。関東の私鉄は関西と比べて競合が少なく、何より人が多いため、速度より輸送量という感じなのですが、京急は速度を重視してる傾向にあります。ほぼ全線で他社と競合しているためです。

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ただ、スピードが速く本数も多いためか、渋滞を起こす事もあるようで。信号に黄色が加わったので奥の方を見てみると、前を走る列車が見えるじゃあーりませんか。

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その先の駅で、前を走る普通列車を追い越します。

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京急と直通運転を行ってる鉄道の一つ、北総鉄道の車両ですね。

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再びの急カーブのため、大きく速度を落とします。左にカーブしながら踏切を渡り、鉄橋で10本近くあるJRの線路を越えます。

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そして右カーブで向きを戻し、駅に到着。

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品川に戻ってまいりました。京急本線はさらに一駅先の泉岳寺までであるものの、そちらは都営地下鉄の管轄という事もあり、ここ品川が、京急本線の実質的な起点となっています。

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空港で別れたのとは別の知人が品川にいるという事で、JRの改札内へ。その途中、湘南電車風に塗装された郵便ポストを発見。なんですかこれ。

とまあそれは置いといて、無事(?)知人と合流。空港で別れた二人を待ちつつ駄弁ってましたが、その二人が電車を乗り間違えて横浜方面へ行ってしまったなどという連絡が。どうやら京急蒲田でスイッチバックしてしまったようです。なんでや……。
そんな事もあり思ったより合流に時間がかかったり、その待ち時間中に軽く熱中症になってしまったりといった事があったものの、本日会う予定の全員と合流。少し駄弁って解散となりました。

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品川で合流した二人と共に移動するため京浜東北線ホームへ。目の前のホーム、工事してますね。

普通 品川→桜木町

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やはり一人ではないため、中間車両に乗車。朝にサンライズから見た景色を再び見つつ、横浜方面へ向かいます。横浜へ行くのなら東海道線の方が早いのですが、その先の根岸線に向かうなら、京浜東北線なら乗り換えが不要という事でこちらに乗車です。

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桜木町に到着。なんか、ピカチュウまみれでした。そういやそんな話をどこかで聞いたような……。

改札を出て、近くの店に入り昼飯を食べながら駄弁る事に。どうも気づかないうちに熱中症が進行していたようであまり食欲がありませんでしたが、買い足したスポーツドリンク飲んで涼しい店内にいたらある程度は回復しました。
どこかへ遊びに行くという事もなく、ただただ駄弁っていましたが、楽しかったですね。

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2時間弱駄弁ったところで、お互い次の予定があるため解散。一人になり、駅に戻ります。
人と会うのはここまでで、ここから先はいつも通りの一人旅です。

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桜木町始発の横浜線直通列車に乗って隣の横浜へ。時刻は16時過ぎです。
東海道線に乗り換え、静岡方面へ向かいます。

快速「アクティー」 横浜→熱海

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予定より早い電車がいたので先頭ではないものの飛び乗り、なんとか確保した座席に座っていると、夜行で寝れなかった分の眠気がやってきました。
結局10分ほど寝落ちてしまい、気がつくと御殿場線が分岐する国府津駅。

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そして太平洋の見える根府川駅。この海も見慣れたものですね。

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終点が近くなってきたので先頭へと移動。やはり終点近くになると、10両も15両もある電車はガラガラですね。

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トンネルを抜けまして、JR伊東線を走ってきた伊豆急行の電車と共に入線。

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終点の熱海に到着です。

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いつもなら、熱海から静岡方面へ向かう場合は3ドアの3両とか5両とかのJR東海の電車なのですが、今回は4ドア10両の電車がやってくるそうなので、降りたホームでそのまま待ちます。

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乗客を降ろし、出発を待つ回送列車。
鉄道車両は、ホームやトンネル、柱等の構造物により、車両幅や高さ等の大きさの最大値が決められており、これを車両限界と言います。車両断面の限界は単純な長方形ではなく、車体中央が最も幅広く、上や下は狭くなっています。
この車両限界に合わせて幅の広い車体を作ると、客室の下部だけを細くする「裾絞り」が必要になってきます。現代の多くの通勤電車は裾を絞って車体幅を広げており、絞りに合わせてドアも微妙に曲がっていたりします。が、この車両の乗務員用ドアは絞られていないように見えますね。あるにはあるんですが、他と微妙に形が異なっていて、ドア部分だけ凹んでるような。
なんてどうでもいい事に気付くくらいには暇です。

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そんな回送列車が出発。

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伊東線ホームの普通列車。JR伊東線と伊豆急行は相互直通運転を行っており、東海道線と直通する普通や特急以外は、全て伊豆急行側の車両で運行されています。
この列車も熱海発伊東行と、JR線内しか走りませんが、車両は伊豆急のものです。

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ふと空を見上げてみると、おや、お月様。

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伊東線から特急「スーパービュー踊り子」が到着。こちらが、伊豆急を走るJR車の一つです。同じ区間を走る「踊り子」より特急料金が高くなっています。

普通 熱海→沼津

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そしてこちらのホームにも列車が到着。朝晩に存在するJR東日本の普通列車がJR東海へ乗り入れるものの一つです。
この列車は栃木県の小金井を出発し、大宮、東京、横浜を通って、静岡県沼津まで向かいます。ぶっちゃけ、横浜で快速ではなくこっちに乗っておけば乗り換えなしで済んだのですが、まあ、はい。

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車両はJR東日本のものですが、線路はJR東海のため、乗務員はJR東海の運転士に交代。スーパービュー踊り子を見つつ、出発。JR東海の熱海折り返し列車とすれ違いながらトンネルに入ります。

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トンネルを抜けると、左手に熱海まで乗ってきた車両が。東海道線の熱海終着列車は一旦トンネルを通ってここに引き上げ、車内整備等を行った後に折り返し、再びトンネルを抜け熱海に戻る、という流れになっています。
電車のさらに左には伊東線の来宮駅のホームが見えます。ホームがあるのは伊東線のみで東海道線側は引き上げ線のみとなっています。JR東日本とJR東海の会社境界はこの辺りにあり、ここから正式にJR東海区間となります。

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さらにもう一本トンネルを抜けます。

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JR東日本車でJR東海を走るというちょっと面白い体験をしつつ、貨物列車とすれ違い。

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新幹線接続駅の三島駅。伊豆箱根鉄道の普通列車が見えます。
伊豆箱根鉄道へは特急「踊り子」の一部が直通しているため、この駅まではJR東日本の一般型車両のほか、特急型車両も乗り入れています。

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JR東海の車両とすれ違い。あちらと違いこちらのJR東日本の車両は運転台の位置が高いため色々と新鮮です。

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三島から1駅、熱海から3駅で終点の沼津に到着。かつてはこの先の静岡まで乗り入れていたJR東日本車両もありましたが、現在はここまでとなっています。

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跨線橋を通って乗り換え。方向ごとに直近の列車が発車する番号のみが表示されるという、シンプルな発車案内を見て移動です。

普通 沼津→吉原

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ここからはJR東海の車両。座席は満席だったため、前に立つ事に。

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左手にコンテナ車や機関車を見つつ出発。

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時刻は18時前。西へ向かって走っているため、そろそろ逆光が厳しくなってきました。

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2両編成という、東海道本線でもトップクラスに短い列車と遭遇。おそらく身延線からの直通列車でしょう。

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沼津からわずか4駅、ちょっと線路が多いような気がする、吉原駅で下車。

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理由は、向こうに停車中の電車に乗るため。というわけで、跨線橋を渡って岳南鉄道に乗り換えです。

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跨線橋から山が見えましたが、富士山かどうかは分かりません。

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青春18きっぷであるため簡易自動改札に何もせずスルーし、窓口で岳南電車のフリー切符を購入してホームへ。停車中の電車は、松山や松本でも乗った元京王3000系の改造譲渡車両。ドアカットが実施されています。
京王線は乗るどころか見たことさえないのですが、なんで京王の車両にはやたら乗ってるんでしょうね。

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駅名標は新しい感じですが、ホームの番号表記は古そうなもの。1番線は桜のような、2番線は山(富士山?)のような形をしています。

岳南電車 吉原→岳南江尾

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趣のあるホームから車内へ。車内の温度計は30℃。一部ドアを閉めて冷房も入ってはいるものの、それでも普通に暑いです。

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運転台は改造時の部品の関係でワンハンドル式。

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窓口で購入した1日フリー乗車券。昔ながらの硬券で、ちゃんと鋏も入っています。

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発車待ちの間に隣のJR線を貨物列車が通過。かつては岳南鉄道にも貨物列車が走っており、ここ吉原駅で東海道線の貨物列車に連結していましたが、2012年に岳南鉄道の貨物列車は廃止。吉原駅での貨物取り扱いもなくなりました。
主要な収入源であった貨物列車が消滅した事で鉄道線は収益が悪化。そのため、鉄道事業は岳南鉄道から切り離され、子会社の岳南電車に移管されています。

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ジリジリという昔ながらのベルを合図に発車。西日がまぶしいです。

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少しだけJR線と並走した後、右にカーブして進路を北へ。正面には富士山が見えます。

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さらにカーブして最初の駅。1面1線ですが、かつては列車交換も可能だったそうです。この最初の区間が岳南電車で一番駅間距離が長く、全線4分の1を既に走り終えています。

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わずか400mで次の駅、吉原本町。日中は駅員がいます。

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さらにたったの300mで次の駅。ちなみに首都圏の通勤電車の15両編成は、その編成長が約300mとなっています。つまり、15両対応のホームの端から端までと同じくらいの距離で次の駅なわけです。
運転士さんが何か荷物を持ってホームへ。どういう用事なのでしょう。

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この駅で列車交換。やってきたのは同じく元京王3000系の、1両編成の電車です。岳南電車の車両はこの1両編成が中心で、今乗ってる2両編成は1本しかなく、朝夕のラッシュ時のみ使われているそうです。

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なんか、車内のつり革のとこに、虫除けっぽいものがかかってますね。いやまあありがたいですけども。

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出発。やはりと言うべきか、費用の安いスプリングポイントが使われています。また、踏切動作反応灯が設置されてるのも私鉄らしいですね。

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なんか、使われていない線路が残ってますね。どうやら、この場所にあった信号場の跡だそうで、ここから近くの工場への専用線(貨物線)が分岐していたそうです。

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信号場跡を通過し右に曲がると岳南原田駅。こちらも色々と線路が分岐していますが、これらは貨物取り扱いの跡。現在は使われていません。

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そして駅を出ると、なんか物凄いところを通りだします。地図で見ても、思いっきり工場内を走っています。専用鉄道でも構内鉄道でもなく、一私鉄の普通の路線です。いやー面白いですね。

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そんなロマンあふれる区間を過ぎると、比奈駅。岳南鉄道で運行されていた貨物列車の終着駅で、付近の工場への専用線や側線が多数ありましたが、現在は撤去されてしまっています。
ところで、某ゲームに比奈って名前のキャラクターがいましてですね。はい、それだけです。

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比奈駅を出ると、左手に多数の線路が出現。こちらもかつて周囲の工場に繋がっていた線路の跡で、現在は使われていません。

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次の岳南富士岡駅。こちらにも多数の側線があり、車両がいくつか留置されています。貨車や電気機関車が見えますがほとんどは廃車済みで、車籍がある電気機関車1両(ED402)も休車状態となっています。

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沿線が工場地帯から住宅街となり、1面1線の神谷駅。ところで比奈さんと同じゲームに神谷って名前のキャラクターもいまして、いえ、何でもないです。

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終点が近くなってくると、車内はガラガラ。もう私一人だけです。

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高架をくぐり、ポイントを渡ると終点です。

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吉原からわずか20分で終点の岳南江尾に到着。距離にして9.2kmととても近く、直線距離にすると4.7km。さらに線形の関係で、東海道線上で吉原の東隣の東田子の浦駅までは直線で距離は2.3kmしかありません。超近い。

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線路終端。1〜2両なら収容出来そうな長さがあります。

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カラーコーンによって線路側が封鎖されてる構内踏切を通って駅舎へ。昔はここでも貨物取り扱いがあったらしく専用線や側線などもあったらしいのですが、現在線路は2線のみ。ただ、構内踏切には線路の一部らしきものが残っています。

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駅舎はありますが、現在は完全な無人駅となっています。

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駅前。コンビニどころか駅前商店のような気配もなく、完全な住宅地です。なんとバス停もありません。

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道路側からの駅舎。自動販売機があり、その上部の電光掲示板に電車運行状況なんてものが表示されています。

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駅舎内には非営利なら自由に使える掲示板に、絶滅危惧種とも言える伝言板。初めて見た気がします。
珍しく繁盛(?)してるように見える伝言板ですが、その内容は伝言板というよりは駅ノート。岳南電車に乗った感想ばかりです。

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また、上部には時計と、謎の穴だらけの箱。たぶんこの箱、電車の発車案内だったんじゃないですかね。

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運転士さんの詰め所にでもなっているのか扉もあったり。ただ、かつてあったであろう駅の窓口等は全て塞がれていました。

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再びホームへ。

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屋根やベンチはありますが、その部分が舗装されておらず砂利という。

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新しい感じの駅名標。なんで星なんかよく分かりませんが。

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吉原方面。すぐそこの高架は東海道新幹線のものです。

岳南電車 岳南江尾→吉原

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乗ってきたのと同じ、2両編成の電車で吉原へ戻ります。

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ワンマン運転のため、整理券取得等の関係上乗車扉と降車扉が指定されており、一般的には先頭車の最前部の扉が降車、先頭車の最後部の扉が乗車用となっています。が、この車両は先頭車の後ろではなく中扉が乗車口となっているようです。

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やはり吊り革と共に吊られてる虫除けと、棚の上にまとめられてるカーテン。この車両は、2両のうち1両の照明を消す「夜景電車」というイベント列車にも使われるようで、その際貫通路に引かれる遮光カーテンのようです。実際にはカーテンを閉めないまま運行される事もあるそうですが。

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高架上を新幹線が通過。音が凄いのですぐ分かります。

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オリジナルの人形焼を宣伝しています。ほんと大丈夫なんでしょうか、この路線。

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帰りは座る事に。というわけで岳南江尾を出発し、岳南富士岡。ワム380411という有蓋貨車が留置されています。

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別の駅で、1両編成の電車と列車交換。

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戻ってきまして、JR線と並走。

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1両編成の電車の反対側に到着。終点吉原です。なんというか、古き良きという感じの路線でした。発車ベルや、一部の踏切の音も古いものでしたし。

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改札を抜け跨線橋を渡り、JRのホームに。月がよりはっきり見えるようになってますね。

普通 吉原→島田

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トイレが付いてないものの座ったまま前が見れる211系電車。乗り込みまして、さらに東海道本線を西へ走ります。
車内は冷房がガンガンに効いてて、なんだか懐かしい感じがしました。最近の電車はあまり冷房強くないですからね……。

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まあいくら座ったまま前が見れると言っても、夜なので写真は色々と厳しいです。ライトの数から特急型車両という事は分かりますが。

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静岡駅。さすがに人が多いですね。座ったままスルーです。

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そして島田駅で下車。浜松まで走る列車を見送ります。

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次に来る列車はホームライナーという有料快速。乗車券に320円プラスするだけで特急型車両に乗れるという、どちらかと言えば乗り得な列車です。青春18きっぷでも乗れますし、浜松まで行くなら乗っていたかもしれませんね。

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まあ今日の旅はこの駅までなのですがね。改札を出て、とりあえず駅前のコンビニで食料調達です。ついでにスポーツドリンクも(汗がヤバイ)。

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うっすらと雲がかかるお月様。こういうのも好きです。

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コンビニで食料を調達すると、新しい感じの橋上駅舎を通り抜けて、ホテルのある反対側へ。

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大通りから小さな道に入り、21時前にホテルに到着。

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床やドアの色はともかく、コンパクトにまとまっていていい部屋ですね。このくらいのスペースで充分です。ただ、部屋電話が設置されておらず、何かあればケータイで連絡してくださいと書いてあったのがちょっと気になりましたが、まあ連絡する事もないですし問題ないでしょう。

さっき買った弁当を食べ、風呂に入り、荷物の整理をして、23時頃就寝。途中で居眠りしたとは言え、結局昨晩は寝てないに等しいですからね。やはり静かで落ち着いた場所でないと眠れません。


その2→

 

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