まさかの1年で3回目となった青春18きっぷ旅。1年にある3シーズンのどれか1つ行けたらいいなと思っていたのに、その3シーズン全て旅に行く事になってしまいました。
そんなわけで冬の青春18きっぷ旅、1回目の目的地はほくほく線です。
どこかと言いますと、新潟県の越後湯沢と直江津の間、六日町〜犀潟がほくほく線です。2014年3月まで在来線最高速度の特急を運行していた第三セクター鉄道で、今回はその在来線最高速度が目的の一つです。
今回のルートは、大阪駅を出発し、東海道本線を揺られに揺られ、そのまま通り過ぎて群馬県の高崎で一泊。高崎より上越線で越後湯沢を目指し、そこからほくほく線を堪能するために同線を一往復。戻ってきた越後湯沢から上越線、信越本線、北陸本線を経由して富山で一泊。富山より飛騨高山や下呂温泉を沿線に持つ高山本線を通って名古屋に着き、関西本線で大阪に戻ってきます。
ほくほく線往復や高山本線の関係で色々と遠回りなルートになってますね。また、これらの地域は豪雪地帯という事もあり、普段雪なんてお目にかかれない大阪民としては雪景色も楽しみです。
※写真はクリックで拡大できます。もしクリック出来ない場合は、前後の写真をクリックすると関連写真的な感じで拡大写真を見ることが出来ます。
目次
毎度恒例、始発時間帯ですが、冬なので真っ暗。思いっきり月が出ています。
普通 大阪→京都
真っ暗な中、大阪駅を出発。早朝でも客が一定数いるのは毎度不思議です。
真っ暗なので分かりにくいですが、明かりがたくさんある区間に。大阪の大きな貨物駅の一つ、吹田貨物ターミナルです。
そして、世界で初めて貨物「電車」(普通は機関車が貨車を引く貨物「列車」)として登場したスーパーレールカーゴと呼ばれる電車も撮影出来ました。ヘッドライトしか見えませんが。
普通 京都→米原
貨物電車を見かけた以外は特に何事もなく京都に到着。日中なら新快速に乗りっぱなしでいいのですが、早朝なため細かく乗り換えが必要で普通電車しか走っていません。
普通列車同士の接続時間が短いため次の列車に乗ろうと思ってたのですが、間に合ったので予定より一本早いものに乗車。
一日目はほとんどが今まで乗ったことのある区間のため、体力温存のために座って移動。朝焼けが見えてきました。
座って移動と思ったものの、なんとなくで一番前に移動。空は薄ら明るいですが、地上はまだまだ真っ暗です。
どんどん明るくなるものの、お日様は姿を現してくれません。また反対側の山を見てみると、雪化粧してるのが遠くに見えます。
一部区間で並走している私鉄の近江鉄道や、朝晩のみ米原〜京都も走る(日中は京都〜関空)特急はるか。また、まだ深夜とも呼べる時間帯のせいか、貨物列車も多数見かけました。
米原駅名物、新幹線試験車両。新幹線の高速化などの各種試験に使われた列車の先頭車両が保存されています。
そして米原到着。列車はそのままJR西日本管轄の北陸本線へ直通しますが、東海道本線はこの先JR東海のため、一部列車を除きここで乗り換えです。
まだお月様が見えますね。
東海道本線のホームへ移動。するとなんということでしょう、早め早めに移動してきた結果、米原から浜松まで直通の新快速という珍しい列車が丁度良くやってきたではありませんか。しかも311系。
(日中は大垣〜豊橋で313系)
新快速 米原→浜松
レア運用な上に乗り換えが予定より一回減るため迷わず飛び乗りました。
分かりにくいですが、関ヶ原を含む米原〜大垣間の一部では雪というか霜というかがちらほらと。都会人としては大変珍しいものです。
再び座って移動。さすがに長距離(約3時間)な上に時間的にラッシュに巻き込まれる可能性もあるため座ったほうが無難です。
と思いましたが、やっぱり前の景色が見たくて大垣から立ってしまいました。米原〜大垣は各停で大垣から快速運転なのはあまり関係ないと思います。たぶん。
JR東海の新快速運用のほぼ全てを占める313系とすれ違いつつ、毎度恒例の木曽三川を渡っていきます。東海道を通るのもそろそろ二桁、慣れたものです。
右カーブして岐阜駅。今回は帰りにこの駅で乗り換えがある予定です。
名鉄のパノラマスーパー、特急ひだを見つつ、木曽川を渡り愛知県です。
特急しらさぎや貨物列車。名古屋付近も貨物列車が多いようなイメージがあります。
左から名鉄線が、右から貨物線や新幹線が合流して、さらに正面に高いビルが二つ見えたら名古屋駅。
毎度恒例、特に何をするでもなくそのまま通り過ぎます。
JR東海の東海道本線は新幹線とぴったり並んでる区間が多い気がします。すぐ横を物凄いスピードで通過していく経験は何回目でしょうか……。
武豊線直通列車でしょうか、パンタグラフのない気動車です。最近の気動車は既存の電車と全く同じデザインだったりするので見分けるのに苦労します。
天井にパンタグラフがなく、2枚目のように煙突が見えれば気動車と分かるんですけどね。
単線のように見えるけどもただ単に他の線と離れてるだけの場所を抜け、古い車両を塗装変更してごまかしてる機関車が引く貨物列車とすれ違い。
私は新しい機関車よりも古い機関車で塗装も古いままの方が好きです。
こっちは新しい方の機関車。新しいと言っても比較的であって、こちらも製造から15年ほど経ってます(さっきのは約25年)。
イヤッッホォォォオオォオウ!岡崎最高ー!!
というアニメネタがあるんです。どうしても連想してしまうんです。
真っ白で何が何だか分かりませんが、太平洋に出ました。豊橋です。
少し疲れてしまったので、豊橋から終点浜松までは座ることにします。別に豊橋で快速運転終了で浜松まで各停になるのは関係ありません。ありませんったらありません。
そんなわけで豊橋から40分ほどで終点浜松です。何故か新幹線と一緒に進入です。滋賀県から静岡県まで長距離お疲れ様でした。
普通 浜松→静岡
新快速を降りると丁度そのまま接続する列車があったので、そのまま乗ってしまいます。トイレ行きたかったのですが、まあ仕方ないです。
長い長い東海道本線のうち、神戸〜大阪〜米原〜豊橋〜浜松辺りまでと、JR東日本管轄の熱海〜東京は列車にもよりますが、ずっとクロスシート(進行方向向いて座れる椅子)で移動が可能なのですが、その中間地点、丁度静岡県にあたる浜松〜静岡〜熱海は必ずといっていいほどロングシート(横向きの長椅子)に当たります。また、この列車のようにトイレが付いてないものも多いため、静岡は長い上に環境が悪いと言われています。が、私的には座ったまま前が見れるのでこの車両は大好きです。
ってこんな事たぶん前にも言いましたね。
とにかくその、足や体力を消耗せずに前が見れる車両で一番前に張り付きつつ、出発。高さの関係で右下に数字のシールが写りこむのはいつものことです。
いつもは上半身や首だけを前に向けているので短時間で痛くなってしまうのですが、今回はあまり乗車率が高くなく空席があったため、ちょっと贅沢をして体ごと前向けて座らせていただきました。もちろん空席が少なくなれば元に戻します。
体ごと前を向けたおかげで主に首周りに痛みが生じないようになり快適でした。ただ、季節が冬だったため座席下のヒーターが稼動していて、それが足(ズボン)にあたりめっちゃ熱くなったのは想定外でした。
工事のため徐行せよという臨時信号。あちこち移動してるせいか、旅に出るといつも見てる気がします。
綺麗な左カーブの後トンネルに入る直前、使われていない古いトンネルを発見し、出口側では撮ってやろうと身構え、撮影成功。
昔の東海道本線のものなのか、それともまったく別のために掘られたものなのか、その辺りは謎です。
トンネルを抜けた先の金谷駅の中線にはJR東海の検査車両が。ドクター東海とかいう名前が付いてるそうです。
一方ドクター東海とは反対側、トーマスの看板の向こうには……近鉄特急!?
関西私鉄の特急がなぜ静岡に……と思いましたが、そういえばここ、SLで有名な大井川鉄道という私鉄が走ってるんでした。
いわゆる地方私鉄というものは車両調達に関しても出来るだけケチるお金を使わないようにするため、他社の中古車両を譲り受ける事が多いのです。そのため、都会ではとっくの昔に廃止になった車両も地方に行けば、上手くいけば当時の状態のまま走ってる、なんてことがまあまああります。
そのうち大井川鉄道も乗りに行きたいですね。
その大井川。大井川鉄道はこの川に沿って走っています。
徐行予告信号機(1枚目)の先に徐行信号機(3枚目黄色看板)と作業員の方々。かなり人数がいますし、大規模な工事でもやっているのでしょうか。
川を渡り、高架になって線路が増えてきたところで静岡駅。列車は興津まで行きますが、乗り換え的にこちらの方がいいので静岡で降ります。いい加減トイレも行きたいですし。
臨時夜行快速列車「ムーンライトながら」の乗車案内。各地で走っていたムーンライト号もここを含む2列車のみとなってしまいましたが、東京〜大垣の東海道を走るながら号は毎度競争率が高いためまだ一度も乗れていません。
次の列車を待っている間に、特急ふじかわが入ってきました。その名の通り富士川に沿って静岡から甲府まで走る特急です。
続いて313系(前)と211系(後)を連結した普通三島行きが到着。これに乗って行けば予定より早く着く事も出来るのかもしれませんが、確証もないので静岡からは予定通りの熱海行きに乗ることにします。
ボーっと見送ろうと思ったら切り離し作業現場に遭遇しました。作業時間は2分ほど、早かったですね。
静岡駅ホームには富士見そばという立ち食い蕎麦屋さんがあるのですが、時間までに食べきれるか少々心配でしたので見るだけにしておきました。車内でおにぎり安定です。
三島行きが出た後に興津行きが到着。恐らく元々乗る予定だった列車でしょう。
普通 静岡→熱海
そんなこんなで20分ほど待って普通熱海行きが到着。また211系ですか、嬉しいような悲しいような。
この211系熱海行きによって、JR東海の東海道本線で主力となっている313系に一度も乗る事無くJR東海区間を通過するというなんとも珍しい体験になりました。
静岡止まりの普通列車を待って、出発。早速新幹線に出くわしました。
どうやらこの駅は跨線橋を工事してるようですね。なんか工事多い?
大阪方面へ向かう時に乗り換え経験のある興津駅。最初の列車だとここでボーっとしなくちゃいけません。
やっぱり真っ白ですが、海が見える区間となりました。うーんもう少しカメラの事勉強するべきですかね……。
トンネルを抜けると、富士山が見えました! 東海道本線何回か乗ってますが、ここから富士山見たの何気に初めてな気がします。
おっと、ドクター東海に続きレール輸送用のキヤ97系まで。今日は事業用車両によく会う日ですね。
富士川駅付近より。電線や雲の関係で、あまり綺麗には撮れませんね……。
富士川を渡り、富士駅。特急「ふじかわ」の走る身延線がここで分岐します。
貨物設備も有する沼津駅。御殿場線が分岐していて、ここも大きな駅です。
旧東海道本線である御殿場線と別れてしばらくすると、箱根の南側にある熱海火山を7.8kmの丹那トンネルで通過します。
トンネルを抜けると、JR東日本の東海道線の折り返し線や伊豆へ向かう伊豆急行線の電車、さらには熱海の町が見下ろせます。
もう一本、今度は短いトンネルを抜けると、終点熱海です。
割と人がいますね。
上り方面のホームに移動して、少し待ちます。冬の日差しが所々開いてる屋根の天窓からすっぽり入ってきたのは面白かったですね。
普通 熱海→小田原
引き続き東海道本線、ここからはJR東日本の管轄です。この列車がそのまま東京駅まで乗り入れるため、列車も一気に長くなります。といっても今回は短い10両編成に当たりましたけどね。
引き続き座りますが、この車両は座席配置と窓の高さの関係で座ったまま前は見れません。
熱海を出ると、関東圏特有の自動放送を聴きながら海辺を走ります。ただ、海が見えるのは一部だけで、大半はトンネルです。
20分と少しで小田原に到着。箱根へ向かう電車も遠くに見えますね。
乗り換えでしばらく暇なので、周辺の電車を適当に。二階建てグリーン車が普通電車として走ってるのも関東の特徴ですね。
東京と伊豆方面を結ぶ特急踊り子に、箱根へ向かう小田急のロマンスカー。
特別快速 小田原→高崎
やってきました、目的の電車にして本日乗る最後の電車、湘南新宿ライン特別快速の高崎行きです。
神奈川県の小田原から品川新宿池袋大宮を通り群馬県の高崎まで、約190kmを3時間かけて走ります。そんな長距離を端から端まで乗り通す人がどのくらいいるでしょうか。……一番前に張り付かなければある程度はいる気がします。
発車待ちの間に下りスーパービュー踊り子に遭遇。さっきの踊り子と同じ区間を走りますが、こちらの方が豪華でお高くなってます。
14時過ぎ、出発。たまに緑っぽくなるのは仕様です。
専用の貨物線が引かれているだけあって、貨物列車もそれなりに走っています。専用と言ってもちょくちょく旅客列車も走ってますが。
この辺りはあちこちに車庫があるような気がします。ただ単に留置線ってだけかもしれませんが。
横須賀線や京浜東北線が見えるようになると大船駅。ここからどんどん列車と線路の数が増えてきます。
とりあえず複線が3つ、6線ありますね。どんだけ本数あるんですか……一度ラッシュ時に見てみたいものです。
いつの間にか真ん中の線路から左側の線路に転線し、横浜駅到着。人が多い多い。
横浜駅を出てしばらくすると、他の線路と別れて品鶴線と呼ばれる東海道線の支線を走ります。元々は貨物線でしたが、今では旅客列車も多く走るようになっています。
JR貨物の車両基地もあり、現在でも貨物列車が多く発着するそうです。
複々線が複線になる頃には東海道新幹線が並走するようになります。JR東海の区間と同じくらいすぐ横を、カーブが多いため低速で走っていきます。
多摩川。ところでさっきから成田エクスプレスやたら多くないですか!?
しばらくすると新幹線の高架の下を走るようになります。都会で土地がないので仕方ないですね。
東京方面と渋谷新宿方面の分岐点である旧蛇窪信号場。東京方面からやってきた横須賀線の電車は直進側からやってきましたが、渋谷新宿方面へ向かう湘南新宿ラインは分岐側、右折します。
一旦右にカーブした後、大きく左カーブ。東京方面へ向かう路線も直進の後右カーブしてるので、この辺りで直角に交わるようになります。東京方面へ向かう新幹線が真横に見えるのが分かりますね。
このような経路を経て、山手線の大崎駅に到着。ちなみに先ほどの旧蛇窪信号場辺りからずっと大崎駅構内の扱いです。どんだけでかいんですか。
大崎駅を出ると、埼京線と同じように山手貨物線を走ります。関東圏は昔作りまくった貨物線を有効活用していますね。
元が旅客扱いをしない前提の貨物線なので、この渋谷のようにホームが離れてしまっているところもありますけどね。
ていうか四枚目の電車、もしかして東京駅100周年のラッピング電車ですかね。すごい偶然ですね。ちなみに私は東京駅100周年の記念Suicaは買いませんでした。どうでもよかったので。
渋谷を出た辺りで見えた特徴的な謎の建物。こんな形してますし有名だと思うのですが、私は知りません。なんですかこれ。
原宿駅にある皇室専用ホーム。最近は利用されてないのだとか。
代々木駅の横で中央線をくぐると新宿。こちらは貨物線のため山手線に比べると駅が少なめです。
中央線は左に分かれていきますが、山手線と私達貨物線は右へ。それにしても埼京線(濃緑)もそうですが山手線(薄緑)の本数本当に多いですね。これだけ数あるのに全部手動運転なんですよ?
池袋の先で埼京線が分かれ、山手線と貨物線はさらに右カーブ。架線が邪魔ですが、この辺り一部からは正面に東京スカイツリーが見えます。
なんか遠くにでかいもんある気がするなーと思ってよく見てみたらまさかのスカイツリーでびっくりしました。まだ結構距離あるはずですよ、どんだけでかいんですか。
スカイツリーが見えなくなった先で山手線と分かれ、トンネルに入ります。
ちなみに、この辺りでさすが山手線とでも言えるような乗車率になっていまして、厚着や体温の関係でかなり列車内の温度が上昇していたため、冬なのに冷房が入るという事態に。それ自体はそこまで珍しい事でもありませんが、15両繋いでる癖にそこまで混雑するとはさすが東京、無駄に人が多いです。
トンネルを抜けたところの田端信号場で山手貨物線は終点となり、ここからは東北貨物線を走ります。このように湘南新宿ラインは実は貨物線パラダイスなのです。一般人は誰もそんな事気にしてませんが。
ちなみに今通ってきた路線はそのまま貨物列車も経由しており、東海道-山手-東北という風に直通出来るようになっています。
京浜東北線をくぐり線路郡の左端をしばらく走行し、左から池袋で別れた埼京線が合流すると赤羽駅です。3枚目右上の高架は新幹線ですね、当然東海道ではなく東北新幹線です。
再び埼京線が左に分岐した後、東北貨物線、東北本線、京浜東北線の3複線で荒川を渡ります。それぞれ個別の名前が付いてますが、正式には全て東北本線です。
貨物線を貨物列車が走ってる光景を珍しいと思ってしまう現象。普段は湘南新宿ラインばっかりなんですもの。
高架がごちゃごちゃしてきました。新幹線とあと埼京線辺りかと思います。
信号とポイントの関係で徐行しつつ、大宮駅に到着です。時刻は16時前、冬なのでそろそろ暗いです。
大宮駅停車中の信号。大宮駅は東北本線と高崎線の分岐駅で、さらに車庫もありホームの数も多いため複雑な事になっています。
それでも信号に付けられている看板を見ればある程度は分かるようになっていて、手前6つの信号のうち左3つは11番線(この列車)、右3つは10番線用となっています。
11番線高崎線(意訳)と書かれた信号が青信号に変わりましたので、出発です。
横の車庫にはスーパービュー踊り子の車両が入っていました。
複雑なポイントを渡り、高崎線へ抜けます。
少しすると左側にたくさんの、そして少し古めの車両や大きな建物が。大宮の鉄道博物館ですね。いつかは行こういつかは行こうと思いつつも、見たのはこれが初めてです。東京周辺だからいつでも行けるだろうとついつい先延ばしにしてしまいます。
線路は普通の複線に戻り、周辺に高層ビルもなくなりました。ようやく都心を抜けましたね、なんか疲れました……。
現在走っている高崎線は、大宮から高崎を結ぶ路線で、大宮で東北本線に接続し東京方面に、高崎で上越線に接続し新潟方面に行けることから、過去には東京と新潟を結ぶ特急が数多く走っていました。
またその歴史は古く、日本初の私鉄が1883年(明治16年)に開業させた上野〜熊谷の一部は現在の高崎線です。
このような超幹線だったわけですが、幹線過ぎた故に新幹線が開通、現在長距離輸送は上越新幹線に譲っています。
16時15分、夕暮れです。こりゃ終点に着く頃には真っ暗ですかね。
田畑の真ん中に工場がドンなんて光景も、都会では見れませんね。
大宮の先で東北新幹線と別れた上越新幹線が近づいてきました。
新幹線の下に入り、熊谷に到着。快速運転はここまでで、ここからは各停になります。
長距離旅客輸送は新幹線ですが、貨物輸送は未だ在来線ですので、貨物列車は多く走っています。その熊谷貨物ターミナルを過ぎると、車両基地なんかもあり運行上の拠点となっている籠原駅に着きます。
籠原駅より北の駅は15両編成に対応していないため、籠原で切り離し作業を行います。
切り離し作業には後ろの列車を切り離し前だけで運転続行するパターンと、前を切り離し後ろで運転を続けるパターンの二つがありますが、今回は後者でした。
前者、前の車両が運転続行の場合は特に何もしなくていいのですが、後者の場合、一番前に張り付いてる性質上急いで後ろの車両に移動しなければいけないのが大変です。おまけに再び前を見る場所を確保するために出来るだけ急がないといけないため、毎度息切れを起こします。今回は5両分、約100mを事故に注意しながら走るハメになりました。
なんとか場所は確保出来ました。そして乗客を降ろし回送となった前5両が引き上げていきます。
ホームの発車標には「分割」の文字もあります。業務用なのか、誤乗防止なのかは分かりませんが。
前の車両が引き上げきったところで信号が変わり、発車。切り離した車両はこの後東京方面へ向かう別の列車の増結に使われるのでしょう。
一瞬「東京駅!?」と思ってしまうかもしれませんが、ここは埼玉県の深谷駅。
東京駅の赤レンガ駅舎を作る時、ここ深谷で作られたレンガが鉄道で輸送されて使われた事にちなみ、深谷駅の改築時に東京駅を模した形になったそうです。ただし、こちらはレンガではなくコンクリートにレンガ風タイルを貼ってるのだとか。
はてさて日も落ちたようで、いよいよ暗くなってきました。正面から写真撮れるのもこの辺りまでですかね。
今朝のごとく真っ暗で何も分かりませんが、放送によるとどうやら終着駅のようです。
そんなわけで本日の終点、群馬県の高崎です。時刻は17時過ぎ。
ちょうど北方向へ発車していく列車がいたので見送り。南(東京)方面との差がよーく分かりますね。
SLと書かれた乗車案内。そういえば蒸気機関車も走る場所ですね。
蒸気機関車と客車、国鉄時代の電車、JRの電車、新幹線と、結構色んな種類の電車が見れる駅ですね。
都心ほどではないにしろ新幹線停車駅の賑わいを抜けてさてホテルへ向かおうかと駅を出てみると、見てくださいよこの綺麗なイルミネーション! クリスマス関連ですかねー(と言ってもまだ12月上旬なのですが)。
しばらく眺めた後、いつも通りコンビニで晩御飯と朝飯を買い込んでホテルへ。
17時半、駅から程近い場所にある、本日のホテルに到着です。やっぱりねー、和室が落ち着きますよ和室が。たまたま安かっただけですけど。
とりあえず一休みした後、シャワーへ。一枚目の扉の向こうにある、備え付けのユニットバスですが、若干古いせいかお湯の温度が安定しなくて苦労しました。程よい温度になったと思ったらそのまま熱湯になったりかと思えば水になったり。あるあるなので我慢しましたが。ちなみにどうもユニットバスって苦手でして、出来るだけ滞在時間短くしようといつもシャワーで済ませてしまう事が多いです。自宅ではシャワーだけってのは逆にやったことないんですけどね。
さっとシャワーを浴びた後、さっきコンビニで買ってきた弁当と、朝買い込んでそのまま余ってしまったおにぎりを食べ、ごーろごーろした後20時過ぎに就寝。冬ですがそこまで冷え込むようなところでもなかったので、下半身を冷やさないように持ってきたパジャマのズボンだけ履いて、上は浴衣で寝ました。暖房は2時間程度のタイマー設定して。