2014年春季 飯田線

その1

 
今年の青春18きっぷの旅、三回目にしてラストは通称「飯田線」です。
飯田線というのは、愛知県の豊橋から長野県の辰野・諏訪までを結ぶJR東海のローカル線で、今回の旅はそこを主目的として予定を組んだため「飯田線の旅」と呼んでいます。
 
今回は夜行列車を使用し、かなり大きく動いている感じがします。
恒例の大阪駅を出発し、東海道本線を通って豊橋駅へ。飯田線で長野県の岡谷まで行き、そこから中央本線で新宿。夜行列車で新潟まで出て、長野、松本、中津川、名古屋を経由し、大阪へ戻ってきます。
 
私は夜行列車で寝ることができない人間なので、実質0泊2日の旅となりました。去年の夏にもそれを実行して懲りたはずなのに、再びやってしまいました。
そもそも当初の予定では、飯田線を通ってから中央本線で東京に行き、東海道本線の夜行列車でその日の午前中に大阪に帰ってくる予定だったのですが、切符を取っていた日が雨になってしまい日程をずらしたおかげで東海道の夜行に乗れなくなってしまい、東京で一泊するならもう新潟に行ってしまえと新潟行きの夜行になってしまったのです。私って、ほんとバカ。
 
※写真はクリックで拡大できます。もしクリック出来ない場合は、前後の写真をクリックすると関連写真的な感じで拡大写真を見ることが出来ます。

 

2014.03.28 000-12 2014.03.28 000-13

朝、6時前の大阪駅です。 日時は3月末、まだ暗いですね。

2014.03.28 000-14

キヨスクの準備中の様子です。シャッターを開け、商品を並べていました。

快速 大阪→米原

2014.03.28 000-15

快速の長浜行きです。
少し前は快速と言えば221系と言う白色主体の電車だったのですが、最近この223系による快速をよく見かけるようになりました。こっちの方が性能は上ですけどね。
数年後には223系は快速が主体となり、新快速運用には入らないのかも知れません。

2014.03.28 000-16

今回の旅は体力を回復するポイントがないと言っていいので、出来るだけ温存するためにJR西日本区間は座る事にします。
席を確保してホームを見たら……。誰か忘れ物してますよー。

2014.03.28 000-25 2014.03.28 000-26

東海道本線のこの区間は複々線と言い、線路が4線並んでいます。それぞれ外側線、内側線と呼ばれていて、外側線には新快速や特急、貨物列車、内側線には快速と普通が走っています。
外側線の列車が停車する駅は限られているので、停車しない駅では外側線に面してるホームはロープや柵で閉鎖されています。
しかし、ラッシュ時には列車を捌くために外側線でも快速列車が運転されるので、快速停車駅ではラッシュ時限定でロープを外して乗降できるようにします。
そのロープ回収の様子をたまたま見かけることが出来ました。駅員さんご苦労様です。

2014.03.28 000-28

朝日と思ったらなんだか幻想的な感じに。ネット上にはこんな感じの写真がいくつかありますが、自分で撮る事になるとは思いませんでした。ちなみにカメラの設定はデフォルトで加工はしてないです。

2014.03.28 000-30 2014.03.28 000-32 2014.03.28 000-36 2014.03.28 000-38

京都の近くにある、吹田総合車両所京都支所です。検測用の車両や特急車両が見えます。

2014.03.28 000-39 2014.03.28 000-40

京都を越えて滋賀県。はっきり見えるほど霧が出ています。濃霧により徐行となる場合もあるので、ちょっとよろしくないですねこれは。

2014.03.28 000-41 2014.03.28 000-43

だんだんと雲が濃くなってきました。雨に降られなければいいのですが……。右の写真では、雲の隙間から光が差し込むという写真が撮れました。

2014.03.28 000-44 2014.03.28 000-45

米原駅の近くにはJR総研という、JRグループの研究機関の実験所の一つ、風洞技術センターがあり、そこに展示されている三つの車両は東海道本線上からも見ることが出来ます。
これらの車両は全て、新幹線の試験車両であり、右からWIN350(JR西日本製作)、STAR21(JR東日本)、300X(JR東海)という愛称が付いています。
これらの車両の実験データを元に、現代の高性能な新幹線が開発されたと言えます。WIN350は文字通り350km/hを、STAR21や300Xは400km/h以上の最高速度を記録しています。

2014.03.28 000-47

米原に到着。快速は高槻(時間によっては京都)から各駅停車のため、途中で方向幕を快速から普通に変更しています。

2014.03.28 000-48 2014.03.28 000-49 2014.03.28 000-50

向かい側では連結作業が行われていました。米原駅では日常茶飯事です。

2014.03.28 000-51 2014.03.28 000-52

乗り換え待ちをしてる間に、貨物列車が通過していきました。

2014.03.28 001

続いて特急しらさぎが入線。このしらさぎは名古屋と北陸方面を結ぶ特急で、配線の都合上米原駅で方向転換、いわゆるスイッチバックをして、それぞれの方向へ向かいます。

2014.03.28 002

ところでガムテープで何を塞いでるんですか、一体何があったんですか。それで問題が起きないなら私は別にいいんですが。

2014.03.28 003

しらさぎ越しに、特急はるかが止まっているようです。特急はるかは京都と関西空港を結ぶ特急で、米原まで入ってくるのは一部時間帯に限られているのでレアな光景ではあります。毎日見れますけどね。

2014.03.28 003-2

しらさぎ号、名古屋に向けて発車です。

2014.03.28 004

と思ったら今度は名古屋から来た北陸方面行きのしらさぎが。結構見ることが出来ます。

2014.03.28 004-3 2014.03.28 005-2

一緒に普通大垣行きも入線。一桁台だとなんか嬉しいです。相変わらず。

2014.03.28 006 2014.03.28 007

新快速の接続を待ちます。米原から先の東海道線はJR東海の区間なので別会社なのですが、ダイヤを合わせている列車もあるようです。

普通 米原→大垣

2014.03.28 008-2 2014.03.28 009 2014.03.28 010 2014.03.28 011 2014.03.28 012

米原を出るとまるで単線になったかのように高架になり、北陸本線を跨ぎます。

2014.03.28 013 2014.03.28 014

しばらく走り、下り線と合流します。
なぜこのようになっているのかと言いますと、この上下線の間には元々米原機関区という車両基地があり、そのためのたくさんのレールが東海道本線の上下線に挟まれている形になっているため、上下線が離れてしまっているのです。このような形を取る駅や車両基地はたまによくあります。

2014.03.28 017

JR東海の管轄区域に入ったので、標識などがJR西日本のものと違います。また、関ヶ原を含むこの区間は山越えの区間となっているため、山がとても近いです。

2014.03.28 018 2014.03.28 019 2014.03.28 020

貨物列車が待避しています。まさかさっき米原駅で通過した列車じゃないですよね?

2014.03.28 021

東海道本線では数少ないトンネルです。距離に対してトンネル数は少ないと思うんですよ、私の感覚上ですけど。

2014.03.28 022

雨降ってきてしまいました。この春の三回の旅において、当初予定していた日は全て雨でしたし……なんですか!雨男ですか!

2014.03.28 024 2014.03.28 025

雨粒で見えにくいですが、停まっているこの車両が快速「ムーンライトながら」で使用されている車両です。夜行快速なので、昼間はここで待機しているというわけですね。

2014.03.28 026

養老鉄道の列車が見え、大垣駅に到着です。

さて、ここで少し問題が発生しました。この日、この先の東海道本線区間において、濃霧が発生。列車が遅れているらしいのです。
とりあえず、駅の放送や案内標を見て、私を含むほとんどの乗客は5番線で待機していました。

2014.03.28 027 2014.03.28 028

5番線に、折り返しの快速電車がやってきました。2枚目左奥に見える水色の列車は樽見鉄道です。

名古屋へ向かう分にはこの快速に乗ればいいのですが、その先を目指すには新快速に乗ったほうがいいので、私を含む新快速待ちの乗客は案内放送に従ってそのまま5番線で待ち続けました。

2014.03.28 031

あれ? あの列車新快速って書いてね? しかも1番線に入ってね?
そんな事を思っていると、放送が。『すみません! 新快速ご利用のお客様! 乗り場変更です!! 1番線へお越しください! 新快速ご利用のお客様! 1番線へお越しください!』こんな感じだったと思います。
何はともあれ、新快速は1番線から発車するらしい。これを聞いた新快速乗客は一斉に移動。一本しかない跨線橋に人が集中し、パニック寸前です。大きな混乱こそなかったものの、何か起こりかねない危ない状況でした。新快速を待っていた乗客は恐らく200人以上、それが一斉に、それも全員が駆け足で移動となれば危険です。
なお、私は早足にとどめ、人が少なくなってから先頭まで走りました。距離が結構あったので疲れましたね。そのおかげか、さすがに先頭車両にはほとんど人はいませんでしたが。

新快速 大垣→豊橋

2014.03.28 032

なんやかんやとありまして、なんとか予定通りの列車に乗ることが出来まして、定刻より遅れて発車しました。

2014.03.28 034

これも樽見鉄道の列車ですね。
ちなみにこのモレラ号と書かれた列車、どうやら運転体験が出来るみたいです。

2014.03.28 035

JR東海に限らず、似たような車両を大量に作り、細部だけ変えているというパターンはよく見ますね。JR東海ではこの313系という車両が長年作られていて、どこでも見ることが出来ます。

2014.03.28 036 2014.03.28 037 2014.03.28 038 2014.03.28 039

大垣駅と岐阜駅の間で揖斐川と長良川という川を渡ります。長良川については、先ほど少し出てきた「ムーンライトながら」の列車名の由来になっています。

2014.03.28 041

立派な高架駅は岐阜駅です。飛騨方面へ伸びる高山本線(非電化)が分岐するため、気動車が停まっていたりします。

2014.03.28 043

岐阜駅の先では、JR線の下を名鉄線が通ってるため、ちょくちょく名鉄の電車が見えます。

2014.03.28 044

長良川、揖斐川と同じ木曽三流の一つ、木曽川を越えて、名古屋を目指します。この三流は全て立派な鉄橋が架かっています。

2014.03.28 049

さっき見た313系と同じは同じなのですが、LEDが使われていないことから古めの車両である事が分かります。

2014.03.28 056

本線の斜めの別の線路からこっちへ向かってきてる列車が。この線路は一体なんだろうと思って調べたところ、

2014.03.28 060

ここ、稲沢駅の貨物駅に繋がっている貨物線らしいです。貨物列車だけでなく回送列車も使うらしく、先ほどの列車は回送ということになります。

2014.03.28 062 2014.03.28 063

東海道新幹線が近づいてきました。運行頻度が高いおかげか、見るのは結構簡単だったりします。

2014.03.28 064 2014.03.28 073 2014.03.28 074

東海交通事業の列車、JRセントラルタワーズ、名鉄の列車が見えてきたら、もう名古屋駅です。新幹線も停車のため減速しています。

2014.03.28 078 2014.03.28 080 2014.03.28 081

JR東海本社もあるだけあって、さすがに大きい名古屋駅です。新幹線、東海道本線、中央本線、関西本線の他、各方面へ向かう特急も発着しており、さらには私鉄も数本入っています。
中央本線、関西本線は名古屋が終着ですが、東海道本線は乗り換えになるという事はありません。

2014.03.28 086 2014.03.28 087

名古屋と並んでターミナル駅の金山駅までは東海道本線、中央本線、名鉄線が並走しており、賑わいを見せています。

2014.03.28 092 2014.03.28 092 2014.03.28 093 2014.03.28 094 2014.03.28 095

橋の手前で不自然にカーブし、渡った先でさらにカーブする、直線のルートに線路が残されているなどから見て、元々これより左に橋があったものと推測されます。
右に新しく橋を架け、線路を付け替えたと見ると色々納得出来る配線です。

2014.03.28 097

東海道新幹線が並走してる区間もあり、タイミングが合えばこのような写真も撮れます。

2014.03.28 099 2014.03.28 100 2014.03.28 102 2014.03.28 104

さすが東海道本線、すれ違う列車の数の多いこと多いこと。

2014.03.28 110 2014.03.28 111 2014.03.28 113

矢作川(やはぎがわ)を渡ります。平野部を走ってるせいか、大きな川を渡るのが多い気がします。やさくがわと思ったのは内緒です。

2014.03.28 118-2

イヤッッホォォォオオォオウ!岡崎最高ー!! つい叫びたくなってしまうんですごめんなさい

2014.03.28 123

すんごい見難いですが、この先に手前から青、黄、赤の順で三つの信号機が並んでいて、その先に駅があります。このままだと、駅手前の赤信号によって停止しなければなりません。

2014.03.28 124 2014.03.28 125

黄色信号に備えて減速していると、奥の奥まで全て青信号に。どうやら前を走っていた電車が左の線路に入り、進路が直進に切り替わったようです。

2014.03.28 127 2014.03.28 128

海だ!観覧車だ! って事で太平洋です。ここから小田原の先くらいまで、東海道本線は概ね海の近くを走る事になります。

2014.03.28 130 2014.03.28 131

新幹線を下に見て、カーブしてる駅を通過し、

2014.03.28 133 2014.03.28 134 2014.03.28 136

複線+1線の三線で橋を渡り、途中からさらに1線が追加されます。

2014.03.28 139 2014.03.28 141

左の複線は名鉄線のものかな? と思ってる間に豊橋駅到着です。多少遅れても乗り換え時間には余裕を持っているので、問題なしです。

2014.03.28 145

「普通」と書かれた特急型電車。この電車はたまに普通電車にも使用されるので、もしそれに当たれば乗り得列車になるかもしれません。

2014.03.28 146 2014.03.28 147 2014.03.28 149

豊橋〜豊橋〜。新幹線、東海道本線浜松方面、飯田線、名鉄線はお乗換えです。私はここで飯田線に乗り換えます。

 

 

その2→


トップに戻る 戻る

inserted by FC2 system